ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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7件中 1-7件を表示

ケルセチンはp65とICAM-1を直接の標的として、酒さの炎症を軽減する

Quercetin attenuates inflammation in rosacea by directly targeting p65 and ICAM-1

著作名:
Xin Meng
Yangfan Li
Fan Wang
Tao Li
Ben Wang
Qian Wang
Juan Long
Hongfu Xie
Yiya Zhang
Ji Li
出典:
Life Sciences
2024
347
122675
DOI:
10.1016/j.lfs.2024.122675
要旨:
HaCaT細胞およびヒト皮膚微小血管内皮細胞にてケルセチンは、免疫浸潤と血管新生を減少して、酒さ(ほてりが長時間続く慢性炎症性疾患)の特徴を効果的に改善した。ケルセチンはp65およびICAM-1と直接作用して、酒さの特徴であるNF-κBシ...

TGF-βとIGF-1とを介してケルセチンが間葉系幹細胞の線維芽細胞への分化を誘導するメカニズム

Study on the mechanism of quercetin inducing mesenchymal stem cells to differentiate into fibroblasts through TGF-β1 and IGF-1

著作名:
liji Li
Liang Zeng
Weizhi Wu
出典:
Tissue and Cell
2024
88
102383
DOI:
10.1016/j.tice.2024.102383
要旨:
ラットの骨髄から採取した間葉系幹細胞(MSC)に、ケルセチンを濃度を変えて添加した。低濃度(5 μM)および中濃度(10 μM)ではMSCの増殖を促進したが、高濃度(25 μM)では効果がなかった。MSCの線維芽細胞への分化において、ケルセチンは中...
要旨:
アテローム性動脈硬化症のモデルマウスにケルセチンを投与すると、マクロファージのパイロトーシスを阻害した。パイロトーシス後のマクロファージの残骸は血管内皮にプラークを形成するが、このプラークがアテローム性動脈硬化症の本...

自己免疫疾患におけるケルセチンの有望性

Potential Implications of Quercetin in Autoimmune Diseases

著作名:
Pan Shen
Weiji Lin
Xuan Deng
Xin Ba
Liang Han
Zhe Chen
Kai Qin
Ying Huang
Shenghao Tu
出典:
Frontiers in Immunology
2021
12
689044
DOI:
10.3389/fimmu.2021.689044
要旨:
ケルセチンの自己免疫疾患への治療効果をまとめた総説。まず、ケルセチンの薬理作用を鳥瞰する。各論として、関節リウマチ、炎症性大腸炎、多発性硬化症、その他の自己免疫疾患に章分けして、ケルセチンが関与を論じている。Vitroおよ...

アクネ菌が誘発する皮膚炎症のケルセチンによる阻害効果

Inhibitory Effect of Quercetin on Propionibacterium acnes-induced Skin Inflammation

著作名:
Hyeon-Ji Lim
Sa-Haeng Kang
Young-Jae Song
Yong-Deok Jeon
Jong-Sik Jin
出典:
International Immunopharmacology
2021
96
107557
DOI:
10.1016/j.intimp.2021.107557
要旨:
Vitro: ヒト由来表皮角化細胞株HaCaTおよびヒト単球由来細胞株THP-1にアクネ菌を作用させると、炎症性サイトカインの産出を促進するが、ケルセチンを添加すると抑制した。Vivo: アクネ菌をマウスの耳に注入して皮膚紅斑・腫れ・肉芽腫...

ケルセチンを介したSIRT1の活性化は、コラーゲン誘発性のマウスの関節炎を軽減する

Quercetin-mediated SIRT1 activation attenuates collagen-induced mice arthritis

著作名:
Pan Shen
Weiji Lin
Xin Ba
Yao Huang
Zhe Chen
Liang Han
Kai Qin
Ying Huang
Shenghao Tu
出典:
Journal of Ethnopharmacology
2021
279
114213
DOI:
10.1016/j.jep.2021.114213
要旨:
コラーゲンで惹起した関節炎モデルマウスを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンによる治療は、足首の厚みと臨床スコアを改善した。また、関節液の炎症と過形成を緩和し、関節内の骨と軟骨の損傷を軽減し、IL-6・TNF-α・IL-1β・I...

ルチンはエストロゲン受容体を介したBDNF–TrkBおよびNGF–TrkAシグナル伝達により、卵巣切除ラットの脳虚血再灌流傷害を軽減する

Rutin attenuates cerebral ischemia–reperfusion injury in ovariectomized rats via estrogen-receptor-mediated BDNF–TrkB and NGF–TrkA signaling

著作名:
Hong Liu
Lili Zhong
Yuwei Zhang
Xuewei Liu
Ji Li
出典:
Biochemistry and Cell Biology
2018
96
672–681
DOI:
10.1139/bcb-2017-0209
要旨:
卵巣摘出したメスラット(閉経後のシミュレーション)を用いる、ルチンの薬効評価。ルチンを予め投与すると、大脳を虚血再灌流した際に生じる記憶障害を防いだ。エストラジオール(女性ホルモン)受容体を介する神経伝達経路にて、失われ...