ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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5件中 1-5件を表示

アテローム性動脈硬化症に効力を示してヒトの健康に貢献する、食品由来因子ケルセチン配糖体の潜在的な役割

Potential Role of Quercetin Glycosides as Anti-Atherosclerotic Food-Derived Factors for Human Health

著作名:
Junji Terao
出典:
Antioxidants
2023
12
258
DOI:
10.3390/antiox12020258
要旨:
アテローム性動脈硬化症に対する、ケルセチン配糖体の効果をまとめた総説。まずイントロ代わりに、主なケルセチン配糖体の構造・食起源・含有量を表示する。次に、ケルセチン配糖体の体内動態に関して、代謝経路と代謝物の構造を中心...

サツマイモとタマネギとの組合せの摂取が血漿ケルセチン濃度に及ぼす影響と、腸のβ-グルコシダーゼ活性が関与するメカニズム

Lowering effect of combined sweet potato and onion intake on plasma quercetin concentration and underlying mechanism involving intestinal β-glucosidase activity

著作名:
Erika Nuka
Masako Takahashi
Masami Okitsu
Chisako Nayama
Honomi Nishijima
Ryutaro Sogawa
Kyuichi Kawabata
Junji Terao
Rie Mukai
出典:
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
2022
86
1695–1698
DOI:
10.1093/bbb/zbac155
要旨:
タマネギ200 g(ケルセチン100 mg相当)の摂取時における、他の食物を共摂取した際の影響を検証した。対象食物は、1) 共摂取なし、2) 鶏胸肉、3) 豚腹肉、4) サツマイモであり、蛋白質・脂質・デンプンを多く含む食品の影響の調査である...

神経を除去したマウスにて、ケルセチンはミトコンドリアを標的として廃用性筋萎縮を予防する

Preventive effect of dietary quercetin on disuse muscle atrophy by targeting mitochondria in denervated mice

著作名:
Rie Mukai
Naoko Matsui
Yutaka Fujikura
Norifumi Matsumoto
De-Xing Hou
Noriyuki Kanzaki
Hiroshi Shibata
Manabu Horikawa
Keiko Iwasa
Katsuya Hirasaka
Takeshi Nikawa
Junji Terao
出典:
The Journal of Nutritional Biochemistry
2016
31
67-76
DOI:
10.1016/j.jnutbio.2016.02.001
要旨:
右坐骨神経を去勢して後脚を動けなくしたマウスを、廃用性筋萎縮のモデルとしてケルセチンの薬効を評価した。手術前にケルセチンを投与すると、腓腹筋の減少と筋線維の萎縮を予防できた。ケルセチンはまた、ミトコンドリアでの過酸化...

尾懸垂マウスにて、ケルセチンはユビキチンリガーゼの誘導を弱めて、除荷由来の廃用性筋萎縮を予防する

Quercetin Prevents Unloading-Derived Disused Muscle Atrophy by Attenuating the Induction of Ubiquitin Ligases in Tail-Suspension Mice

著作名:
Rie Mukai
Reiko Nakao
Hironori Yamamoto
Takeshi Nikawa
Eiji Takeda
Junji Terao
出典:
Journal of Natural Products
2010
73
1708–1710
DOI:
10.1021/np100240y
要旨:
尾懸垂マウス(尾で吊して脚を動けなくしたマウス)を、廃用性筋萎縮のモデルとしてケルセチンの薬効を評価した。ケルセチンは腓腹筋の減少を抑制し、過酸化脂質の生成を阻害した。またケルセチンは、筋萎縮を誘導するユビキチンリガー...

内皮細胞における過酸化水素が誘発するカベオリン1のリン酸化は、ケルセチンが抑制する

Suppressive effects of quercetin on hydrogen peroxide-induced caveolin-1 phosphorylation in endothelial cells

著作名:
Akari Kondo-Kawai
Tohru Sakai
Junji Terao
Rie Mukai
出典:
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition
2021
69
28-36
DOI:
10.3164/jcbn.20-190
要旨:
酸化ストレスで血管透過性が悪化する原因は、カベオリン-1(血管内皮を構成する蛋白質)のリン酸化に始まる。カベオリン-1を過酸化水素に曝すと、細胞間接着分子カドヘリン(糖蛋白質)をコードするmRNAの発現が減少し、血管透過性が悪化...