ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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8件中 1-8件を表示

ケルセチンはアラキドン酸とグルタミンの代謝を調節して、豚繁殖・呼吸障害症候群ウィルスがMARC-145細胞に誘発した炎症を軽減する

Quercetin alleviates inflammation induced by porcine reproductive and respiratory syndrome virus in MARC-145 cells through the regulation of arachidonic acid and glutamine metabolism

著作名:
Qian Guang
Long-Ze Zhang
Xin Tang
Jia-Kai Li
Chong Cao
Hong-Bo Chen
Long-Xin Qiu
出典:
Veterinary Medicine and Science
2024
10
e1536
DOI:
10.1002/vms3.1536
要旨:
豚繁殖・呼吸障害症候群ウィルス(PRRSV)に感染したMARC-145細胞にケルセチンを投与すると、濃度依存的にTNF-α・IL-1β・IL-6の発現を低下した。メタボロミクス解析は、PRRSVが促進した代謝経路(アラキドン酸・リノール酸・グリセロリン...
要旨:
熱ストレスを与えた高齢および若いマウスは、非熱ストレスの若いマウスと比べて認知機能が顕著に低下した。しかし、予めダサチニブとケルセチンとの組合せ、すなわち老化細胞除去剤を投与したマウスは、認知障害が有意に軽減された。...

ケルセチンはパイロトーシスを阻害して、カドミウムが誘発した腎損傷からマウスを保護する

Quercetin protects cadmium-induced renal injuries in mice by inhibiting cell pyroptosis

著作名:
Juyu Wang
Jieyan Yang
Kai Liu
Weijie Qu
Kuan Wang
Yu Zhao
Yaxiong Zhou
Xiang Liu
Limei Zhang
Xiaolong Gu
出典:
Frontiers in Veterinary Science
2023
10
1319857
DOI:
10.3389/fvets.2023.1319857
要旨:
カドミウムで惹起した腎損傷のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。カドミウムがもたらした血中の尿素窒素の上昇と、SODおよびGPxの減少は、ケルセチンが逆転した。NLRP3インフラマソームの活性化と、それに伴うIL-1βおよびIL-18の...

IPEC-J2細胞および離乳した子ブタにてケルセチンは、Nrf2シグナル伝達経路を活性化してデオキシニバレノールが誘発した腸管バリア機能不全を軽減する

Quercetin attenuates deoxynivalenol-induced intestinal barrier dysfunction by activation of Nrf2 signaling pathway in IPEC-J2 cells and weaned piglets

著作名:
Enkai Li
Chuang Li
Nathan Horn
Kolapo M. Ajuwon
出典:
Current Research in Toxicology
2023
5
100122
DOI:
10.1016/j.crtox.2023.100122
要旨:
Vitro: デオキシニバレノールで刺激したブタ由来腸上皮細胞IPEC-J2に、ケルセチンを投与した。ケルセチンはNrf2を活性化し、クローディン-4(密着結合を構成する蛋白質)の発現を上方調節して、デオキシニバレノールによる同蛋白質の減...

肺腺癌患者の予後予測を目的とする、7種のケルセチン関連標的遺伝子に基づく新しいリスクモデル

A New Risk Model Based on 7 Quercetin-Related Target Genes for Predicting the Prognosis of Patients With Lung Adenocarcinoma

著作名:
Yun-Qiang Zhang
Kai Li
Qiang Guo
Dan Li
出典:
Frontiers in Genetics
2022
13
890079
DOI:
10.3389/fgene.2022.890079
要旨:
ネットワーク薬理学により、ケルセチンに特有の肺腺癌標的遺伝子を特定した。これらの遺伝子は、酸化還元・細胞増殖・細胞周期のG2/M移行に関与していた。その中のNEK2・TOP2A・PLK1・CA4・CDK5R1・AURKB・F2の7種は予後に関連してお...

DNAナノフラワーでmiR-124とルチンをニューロン標的に同時送達して、相乗的にアルツハイマー病を治療する

Brain-Penetration and Neuron-Targeting DNA Nanoflowers Co-Delivering miR-124 and Rutin for Synergistic Therapy of Alzheimer’s Disease

著作名:
Qin Ouyang
Kai Liu
Qubo Zhu
Huiyin Deng
Yuan Le
Wen Ouyang
Xiaoxin Yan
Wenhu Zhou
Jianbin Tong
出典:
Small
2022
18
2107534
DOI:
10.1002/smll.202107534
要旨:
MiR-124は正常な脳に存在するが、アルツハイマー病(AD)を発症すると減少する。脳にmiR-124とルチンを同時に送達すべく、DNAナノフラワーを基盤とする新規DDSを設計した。DNAナノフラワーはRVG29ペプチドで修飾して、血液脳関門(BBB)の...

トランスフォーミング成長因子が起因する、糸球体有足細胞の間葉系細胞への分化転換への、ケルセチン投与の効果

Effect of quercetin administration on transdifferentiation of glomerular podocytes to mesenchymal cells induced by transforming growth factor

著作名:
Jing Yang
Kai Liu
Enlai Dai
出典:
Acta Medica Mediterranea
2020
36
2605-2610
DOI:
10.19193/0393-6384_2020_4_402
要旨:
慢性腎臓病の進行には上皮間葉転換が深く関与するが、上皮間葉転換を誘導する要因の一つに、トランスフォーミング増殖因子β(TGF-β1)がある。今回、ケルセチンがTGF-β1をコードするmRNAの発現を抑制したことを見出した。

高血糖ラットの創傷治癒に対するルチンの効果

Effects of Rutin on Wound Healing in Hyperglycemic Rats

著作名:
Li-You Chen
Chien-Ning Huang
Chih-Kai Liao
Hung-Ming Chang
Yu-Hsiang Kuan
To-Jung Tseng
Kai-Jung Yen
Kai-Lin Yang
Hsing-Chun Lin
出典:
Antioxidants
2020
9
1122
DOI:
10.3390/antiox9111122
要旨:
背中に15 x 15 mmの傷をつけた糖尿病モデルラットを用いる、ルチンの薬効評価。ルチンの投与は、しない場合と比べて顕著に傷の治癒を促進し、炎症性細胞の産出を抑制した。同時に、糖尿病に起因する体重減少と代謝不全の改善も認めた...