ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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4件中 1-4件を表示
要旨:
エタノールで惹起したマウスのアルコール性脂肪肝は、ケルセチンの投与で正常化した。ケルセチンは肝臓の病変部位と炎症を軽減し、血中および肝組織中の中性脂肪を低減した。また脂肪肝状態では、リポファジーを担うRab7とGTPの結合体...

脂肪肝にてフラタキシンが媒介する、PINK1/Parkin伝達経路依存性のマイトファジー: ケルセチンの保護効果

Frataxin-Mediated PINK1–Parkin-Dependent Mitophagy in Hepatic Steatosis: The Protective Effects of Quercetin

著作名:
Peiyi Liu
Hongkun Lin
Yanyan Xu
Feng Zhou
Jing Wang
Jingjing Liu
Xinhong Zhu
Xiaoping Guo
Yuhan Tang
Ping Yao
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2018
62
1800164
DOI:
10.1002/mnfr.201800164
要旨:
マウスに高脂肪食を10週間与え続けても、ケルセチンを添加した場合には非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を発症しない。ケルセチンは、フラタキシンによるPINK1/Parkin伝達経路で、オートファジーを誘導する。

ケルセチンは、IRE1a/XBP1s経路を介する肝臓のVLDLアセンブリとリポファジーを促進して、高脂肪食が誘発する非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を改善する

Quercetin ameliorates HFD-induced NAFLD by promoting hepatic VLDL assembly and lipophagy via the IRE1a/XBP1s pathway

著作名:
Xinhong Zhu
Ting Xiong
Peiyi Liu
Xiaoping Guo
Lin Xiao
Feng Zhou
Yuhan Tang
Ping Yao
出典:
Food and Chemical Toxicology
2018
114
52-60
DOI:
10.1016/j.fct.2018.02.019
要旨:
高脂肪食で惹起したラットの非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を、ケルセチンが緩和した。メカニズムとして、RE1α/XBP1経路によるリポファジー(オートファジーによる脂肪分解)が示唆された。

エタノールが誘発する鉄摂取と心筋傷害は、アンジオテンシンII-L型カルシウムチャネルを調節してケルセチンが軽減する

Quercetin Attenuates Ethanol-Induced Iron Uptake and Myocardial Injury by Regulating the Angiotensin II-L-Type Calcium Channel

著作名:
Xiaoping Guo
Man Chen
Hongmei Zeng
Peiyi Liu
Xinghong Zhu
Feng Zhou
Jingjing Liu
Jun Zhang
Zhuangzhuang Dong
Yuhan Tang
Chao Gao
Ping Yao
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2018
62
1700772
DOI:
10.1002/mnfr.201700772
要旨:
エタノールで惹起したマウスの心筋損傷を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンは、アンジオテンシンIIのL型カルシウムチャンネルを調節し、心筋への鉄の取込みを阻害するため、心保護作用を発揮する。