ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

論文検索

キーワード
筆者名
タイトル
雑誌名
発行年
DOI
キーワード
検索結果:
9件中 1-9件を表示

MAPK/PTGS2経路が介するフェロトーシスを阻害して、ケルセチンは高酸素が誘発した気管支肺異形成症を軽減する: ネットワーク薬理学・分子ドッキング・実験からの洞察

Quercetin alleviates hyperoxia-induced bronchopulmonary dysplasia by inhibiting ferroptosis through the MAPK/PTGS2 pathway: Insights from network pharmacology, molecular docking, and experimental evaluations

著作名:
Xianhui Deng
Dan Chen
Anni Xie
Shengpeng Li
Ailing Chen
Qin Zhou
Renqiang Yu
出典:
Chemical Biology & Drug Design
2024
103
e14520
DOI:
10.1111/cbdd.14520
要旨:
各種データベースから取得した、気管支肺異形成症とケルセチンに共通する遺伝子をネットワーク薬理学解析した。その結果、ケルセチンの標的蛋白質は、MAPKとPTGS2であった。また、遺伝子オントロジー解析の結果は、ケルセチンが標的と...

ケルセチンは肝星細胞の活性化を阻害し、TGF-β1/SmadsおよびPI3K/Akt経路を介したオートファジーを減少して、肝線維症を予防する

Quercetin prevents hepatic fibrosis by inhibiting hepatic stellate cell activation and reducing autophagy via the TGF-β1/Smads and PI3K/Akt pathways

著作名:
Liwei Wu
Qinghui Zhang
Wenhui Mo
Jiao Feng
Sainan Li
Jingjing Li
Tong Liu
Shizan Xu
Wenwen Wang
Xiya Lu
Qiang Yu
Kan Chen
Yujing Xia
Jie Lu
Ling Xu
Yingqun Zhou
Xiaoming Fan
Chuanyong Guo
出典:
Scientific Reports
2017
7
9289
DOI:
10.1038/s41598-017-09673-5
要旨:
胆管結紮もしくは四塩化炭素で惹した肝硬変のモデルラットに、ケルセチンを投与した。その結果、胆管結紮や四塩化炭素がもたらした肝線維症は、ケルセチンが軽減した。ケルセチンはTGF-β1/Smads経路を活性化し、PI3K/Aktは抑制して肝...
要旨:
Vitro: ヒト由来肝細胞癌細胞株LM3にケルセチンを投与すると、アポトーシスを誘導して増殖を阻害した。ケルセチンはまた、JAK2とSTAT3を抑制して、同細胞の遊走と浸潤も阻害した。Vivo: ヌードマウスにLM3を移植したモデルににケルセ...

ケルセチンはSIRT1/PGC-1αシグナル伝達を介して、in vitroおよびin vivoにて虚血再灌流が誘発した心筋細胞のアポトーシスを改善する

Quercetin improve ischemia/reperfusion-induced cardiomyocyte apoptosis in vitro and in vivo study via SIRT1/PGC-1α signaling

著作名:
Jiayou Tang
Linhe Lu
Yang Liu
Jipeng Ma
Lifang Yang
Lanlan Li
Hong Guo
Shiqiang Yu
Jun Ren
Heping Bai
Jian Yang
出典:
Journal of Cellular Biochemistry
2019
120
9747-9757
DOI:
10.1002/jcb.28255
要旨:
Vitro: 虚血再灌流傷害をシミュレーションした細胞モデルにて、ケルセチンはアポトーシスを顕著にv抑制した。ケルセチンはSIRT1・PGC-1α・Bcl-2の発現を上方調節し、Baxの発現は抑制した。Vivo: ラットの心筋を虚血再灌流した際に、ケ...

ケルセチンが糖尿病とその合併症から保護する証拠: 文献のシステマティックレビュー

In vitro and in vivo evidence that quercetin protects against diabetes and its complications: A systematic review of the literature

著作名:
Guang-Jiang Shi
Yan Li
Qiu-Hua Cao
Hong-Xi Wu
Xin-Ying Tang
Xing-Hua Gao
Jian-Qiang Yu
Zhen Chen
Yong Yang
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2019
109
1085-1099
DOI:
10.1016/j.biopha.2018.10.130
要旨:
糖尿病と糖尿病の合併症に、ケルセチンが有効性を示したin vitro研究と動物実験の総説。糖尿病に関しては、血糖症の改善・β細胞への作用・グルコースの各組織への取込みの促進・インスリン抵抗性の改善・α-グルコシダーゼの阻害に章分...
要旨:
遺伝的な肥満マウスと、高脂肪食で肥満にしたマウスの両方のモデルにて、ルチンの抗肥満作用を示した。ルチンの投与は、グルコースの恒常性を改善し、褐色脂肪細胞を活性化した。

ルチンナトリウム塩は、肝臓の健康への良好な影響を含め、マウスの寿命と健康寿命を延ばす

Sodium rutin extends lifespan and health span in mice including positive impacts on liver health

著作名:
Shuoshuo Li
Jun Li
Ruiyuan Pan
Jinbo Cheng
Qinghua Cui
Jianxin Chen
Zengqiang Yuan
出典:
British Journal of Pharmacology
2021
179
1825-1838
DOI:
10.1111/bph.15410
要旨:
ルチンナトリウム塩は、マウスの寿命を10%延長した。ルチンナトリウム塩水溶液0.2 mg/mLを8か月の老齢マウスに与え続けた。その結果、代謝関連遺伝子の発現に変化が見られ、脂質β酸化の活性化を通して、肝脂肪が減少した。ルチンナト...
要旨:
コンカナバリンAで惹起したマウスの急性劇症肝炎を、イソラムネチンが効果的に緩和した。イソラムネチンは、血中および肝組織中の炎症誘導性サイトカインを減少させ、肝臓の損傷を修復した。イソラムネチンはまた、P38/PPAR-αパスウェ...

ルチンモノNa塩はミクログリアのアミロイドβ排除を強化して、アルツハイマー病の病状を改善する

Sodium rutin ameliorates Alzheimer’s disease–like pathology by enhancing microglial amyloid-β clearance

著作名:
Rui-Yuan Pan
Jun Ma
Xiang-Xi Kong
Xiao-Feng Wang
Shuo-Shuo Li
Xiao-Long Qi
Yu-Han Yan
Jinbo Cheng
Qingsong Liu
Wanzhu Jin
Chang-Heng Tan
Zengqiang Yuan
出典:
Science Advances
2019
5
eaau6328
DOI:
10.1126/sciadv.aau6328
要旨:
ルチンのモノNa塩を調製したところ、ルチンの約200倍の水溶性を獲得した。家族性アルツハイマー病の原因遺伝子を組込んだマウスを病態モデル(APP/PS1)とし、遺伝子操作しないマウスを比較対照とする薬理実験を行った。ルチンモノNa塩...