ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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6件中 1-6件を表示

ルチン-亜鉛錯体による、プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI)の阻害活性と抗血栓活性の増強

Enhanced inhibition of protein disulfide isomerase and anti-thrombotic activity of a rutin derivative: rutin:Zn complex

著作名:
Xinyuan Liao
Panpan Ji
Kunxiang Chi
Xueying Chen
Yang Zhou
Shanli Chen
Yuan Cheng
Robert Flaumenhaft
Cai Yuan
Mingdong Huang
出典:
RSC Advances
2023
17
11464-11471
DOI:
10.1039/D3RA01135F
要旨:
ルチンが亜鉛イオンに配位した錯体は、フリーのルチンと比べて水溶性が4倍に向上した。錯体の形成により、プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI)の阻害活性(vitro)も向上した。電流でマウスの総頸動脈の内皮を損傷して血栓形成を誘...

プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI)の阻害は血小板第V因子を不活性化して、ヒトのトロンビン生成を遮断する

Protein disulfide isomerase inhibition blocks thrombin generation in humans by interfering with platelet factor V activation

著作名:
Jack D. Stopa
Donna Neuberg
Maneka Puligandla
Bruce Furie
Robert Flaumenhaft
Jeffrey I. Zwicker
出典:
JCI Insight
2017
2
e89373
DOI:
10.1172/jci.insight.89373
要旨:
健常者10名およびリン脂質抗体が持続的に上昇している患者6名を対象に、イソケルセチンの服用が血液凝固因子トロンビン生成に及ぼす影響を検証した。イソケルセチン1000 mgを投与して4時間後のトロンビンは、健常者で51%(P=0.0004)、...

プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI)阻害剤としてのフラボノイド: 相互作用の重要な分子的および構造的特徴

Flavonoids as Protein Disulfide Isomerase Inhibitors: Key Molecular and Structural Features for the Interaction

著作名:
Xinyuan Liao
Xingxing Zhuang
Chenghui Liang
Jinyu Li
Robert Flaumenhaft
Cai Yuan
Mingdong Huang
出典:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
2022
70
4475–4483
DOI:
10.1021/acs.jafc.1c07994
要旨:
ルチンはプロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI)の阻害剤として知られているが、その分子メカニズムを解明した。ルチンは野生型のPDIを阻害するが、ヒスチジン256をアラニンで置換した変異体は阻害しなかった。分子ドッキングは、ル...
要旨:
進行癌患者57名を対象とする、イソケルセチンの抗血栓効果と安全性を検証した、第II相臨床試験。イソケルセチンの服用期間は56日で、グループAは1日500 mg、グループBは1000 mgとした。主要監視項目は、静脈血栓閉栓症の指標であるD-...

ルチンはb’xドメインに結合して、プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI)を阻害する

Quercetin-3-rutinoside Inhibits Protein Disulfide Isomerase by Binding to Its b′x Domain

著作名:
Lin Lin
Srila Gopal
Anish Sharda
Freda Passam
Sheryl R. Bowley
Jack Stopa
Guangpu Xue
Cai Yuan
Barbara C. Furie
Robert Flaumenhaft
Mingdong Huang
Bruce Furie
出典:
Journal of Biological Chemistry
2015
290
23543-23552
DOI:
10.1074/jbc.M115.666180
要旨:
ルチンとPDIとの相互作用の様式を、初めて明らかにした。ルチンはPDIのb′xドメインに直接結合して、阻害作用を発揮する。マウスの血栓症モデルにb′xドメインを注入すると、ルチンが阻害した血栓形成が復活した。なお、b′xドメイン単独...
要旨:
血小板の凝集とフィブリン(繊維状の蛋白質)の形成を担う酵素PDIの阻害物質をスクリーニングした結果、イソケルセチンとルチンをベストと見出した。血小板の凝集・静脈内皮細胞のフィブリン形成とを、細胞レベルでアッセイした結果、ル...