ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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11件中 1-10件を表示

ケルセチン@ケラチンが結合したβ-シクロデキストリン/ポリウレタン系複合マットにて、感染を伴う糖尿病性創傷を治癒する

Quercetin@β-Cyclodextrin Conjugated Keratin/Polyurethane Biocomposite Mats for Infected Diabetic Wound Healing

著作名:
Jie Zhang
Xu Liu
Yu Sun
Zhaoyan Ge
Jian Shen
Jiang Yuan
出典:
Langmuir
2024
40
in press
DOI:
10.1021/acs.langmuir.4c02555
要旨:
カルボキシメチルβ-シクロデキストリンにケラチンを結合した後、ケルセチンと複合体を形成した。さらにポリウレタンと共にエレクトロスピニング法に付して、抗酸化作用と抗菌活性を有する医療用マットに加工した。その結果、ケルセチ...

ネットワーク薬理学と実験に基づく、舒肝益脾(Shugan Yipi)顆粒による非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の治療メカニズムの解明

Mechanism investigation of anti-NAFLD of Shugan Yipi Granule based on network pharmacology analysis and experimental verification

著作名:
Hairong Li
lijun Niu
Meiling Wang
Chunmei Liu
Yunlong Wang
Yu Su
Yubin Yang
出典:
Heliyon
2024
10
e35491
DOI:
10.1016/j.heliyon.2024.e35491
要旨:
ネットワーク薬理学の解析結果は、舒肝益脾(Shugan Yipi)による非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の治療標的がPI3K/Akt伝達経路であり、有効成分がケルセチンとケンフェロールであると結論した。NAFLDを舒肝益脾で治療している患者の血...

ケルセチンを効率的に封入する、酵素重合由来α-1,3-グルカンが基盤の新規両親媒性ナノキャリアの調製と物性評価

Preparation and characterization of a novel amphiphilic nanocarrier based on enzymatic polymerization-derived α-1,3-glucan for efficient quercetin encapsulation

著作名:
Zhengyu Su
Yoichi Takeda
Daisuke Matsui
Yosuke Toyotake
Mamoru Wakayama
出典:
Colloid and Polymer Science
2024
302
1123–1135
DOI:
10.1007/s00396-024-05254-x
要旨:
糖転移酵素を用いて合成したα-1,3-グルカンとポリ(ε-カプロラクトン)との共重合体を、開環重合法で調製した。得られた共重合体は、自己集合によりコアシェル型のナノ構造を形成した。共重合体にケルセチンを封じ込め、これを水に分散...

ルチンは老化細胞を標的とする強力な老化細胞阻害剤であり、化学療法の効果を向上する

Rutin is a potent senomorphic agent to target senescent cells and can improve chemotherapeutic efficacy

著作名:
Hanxin Liu
Qixia Xu
Halidan Wufuer
Zi Li
Rong Sun
Zhirui Jiang
Xuefeng Dou
Qiang Fu
Judith Campisi
Yu Sun
出典:
Aging Cell
2023
22
e13921
DOI:
10.1111/acel.13921
要旨:
老化細胞除去剤(senolytics)が老化細胞を死滅させるのに対して、老化細胞阻害剤(senomorphic)とは老化細胞が炎症を誘発する細胞老化随伴分泌現象を抑制する薬剤を意味する。天然物ライブラリーから老化細胞阻害剤をスクリーニングした...

イソラムネチンと抗PD-L1抗体の二重機能性メソポーラスシリカナノ粒子は、腫瘍の免疫微小環境を改善して、YY1による腫瘍の進行を阻害する

Isorhamnetin and anti-PD-L1 antibody dual-functional mesoporous silica nanoparticles improve tumor immune microenvironment and inhibit YY1-mediated tumor progression

著作名:
Huijuan Liu
Jingxia Han
Ying Lv
Zihan Zhao
Shaoting Zheng
Yu Sun
Tao Sun
出典:
Journal of Nanobiotechnology
2023
21
208
DOI:
10.1186/s12951-023-01967-3
要旨:
核転写因子の陰陽1(YY1)は、脱ユビキチン化酵素のUSP7と特異的に結合する。両者の結合によって、ユビキチン経路によるYY1の分解が阻害されるため、YY1の発現が安定して、肝細胞癌細胞の増殖・遊走・上皮間葉転換を促進する。YY1に拮抗...

カスパーゼの活性化と活性酸素種の生成を阻害して、ルチンはトリエチレングリコールジメタクリレートが誘発した毒性からマクロファージを保護する

Protective Effect of Rutin on Triethylene Glycol Dimethacrylate-Induced Toxicity through the Inhibition of Caspase Activation and Reactive Oxygen Species Generation in Macrophages

著作名:
Li-Chiu Yang
Yu-Chao Chang
Kun-Lin Yeh
Fu-Mei Huang
Ni-Yu Su
Yu-Hsiang Kuan
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2022
23
11773
DOI:
10.3390/ijms231911773
要旨:
トリエチレングリコールジメタクリレート(医療で汎用されているポリマーの原料)をRAW264.7マクロファージに作用すると、細胞毒性・アポトーシス・遺伝子毒性を誘発した。しかし、ルチンの共添加により軽減できた。ルチンはカスパーゼ...

マクロファージのMAPKおよびNF-κB経路を介してルチンは、BisGMAが誘発する炎症誘発性メディエーターの生成を軽減する

Rutin alleviates bisphenol A-glycidyl methacrylate-induced generation of proinflammatory mediators through the MAPK and NF-κB pathways in macrophages

著作名:
Fu-Mei Huang
Yu-Chao Chang
Min-Wei Lee
Ni-Yu Su
Li-Chiu Yang
Yu-Hsiang Kuan
出典:
Environmental Toxicology
2023
38
628-634
DOI:
10.1002/tox.23711
要旨:
BisGMA(歯科用樹脂のモノマー)で惹起した炎症誘発性メディエーターの生成を、ルチンが軽減した。予めルチンを作用させると、マクロファージRAW264.7をBisGMAで刺激した際の、TNF-α・IL-1β・IL-6・プロスタグランジンE2の生成を抑制し...
要旨:
マウスの心臓および大動脈から内皮細胞を採取し、5種のサブタイプの存在を明らかにした。細胞間コミュニケーション解析の結果、受容体関連遺伝子であるVcam1が、内皮細胞間の相互作用に重要な役割を果たしていた。また、Vcam1の過剰発...

ケルセチンはNrf2依存性のフェロトーシスを阻害して、カイニン酸が誘発したてんかんの発作を緩和する

Quercetin alleviates kainic acid-induced seizure by inhibiting the Nrf2-mediated ferroptosis pathway

著作名:
Ruijin Xie
Wenjing Zhao
Scott Lowe
Rachel Bentley
Guoqin Hu
Huiya Mei
Xiaofan Jiang
Chenyu Sun
Yu Wu
Yueying liu
出典:
Free Radical Biology and Medicine
2022
191
212-226
DOI:
10.1016/j.freeradbiomed.2022.09.001
要旨:
てんかんのモデルマウスに予めケルセチンを投与すると、カイニン酸による発作と認知障害を軽減した。グルタミン酸による海馬の神経細胞HT22の細胞死にも、ケルセチンは保護作用を発揮した。これらのvivoおよびvitro実験に共通するのは...

ケルセチンは線維芽細胞の増殖を阻害し、PI3K/Akt/mTOR経路のオートファジーを介して、手術による硬膜外線維症を軽減する

Quercetin inhibits fibroblasts proliferation and reduces surgery-induced epidural fibrosis via the autophagy-mediated PI3K/Akt/mTOR pathway

著作名:
Yile Cao
Hui Chen
Yu Sun
Zhehao Fan
Hong Cheng
出典:
Bioengineered
2022
13
9973-9986
DOI:
10.1080/21655979.2022.2062530
要旨:
硬膜外線維症は椎弓切除術後のリスク要因であるが、ケルセチンの軽減効果をラットで実証した。ケルセチンの投与は、椎弓切除術後のラットの硬膜外線維症を有意に抑制した。別途実施したvitro実験にて、ケルセチンは線維芽細胞にPI3K/A...