ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン－フコイダン系ナノ粒子の構築と、癌の化学免疫療法への応用

Construction of quercetin-fucoidan nanoparticles and their application in cancer chemo-immunotherapy treatment

著作名：

Zhen Lin

Yuhui Liu

Xiaotang Gong

Fan Nie

Jing Xu

Yuanqiang Guo

出典：

International Journal of Biological Macromolecules

2024

256

128057

DOI：

10.1016/j.ijbiomac.2023.128057

電子ジャーナル

要旨：

緑色物質である茶サポニンを連結分子に用いて、ケルセチンとフコイダンの自己集合によってナノ粒子を構築した。分子動力学シミュレーションは、サポニンの疎水性部位がケルセチンと結合し、親水性部位はフコイダンと結合を示唆した。...

高グルコースがHepG2細胞に誘導した脂質生成における、メトホルミン・ケルセチン・レスベラトロールの組合せの有益な効果

Beneficial Effect of Metformin, Quercetin, and Resveratrol Combination on High Glucose-Induced lipogenesis in HepG2 Cells

著作名：

Reyhaneh Babaei Khorzoughi

Reza Meshkani

出典：

Acta Biochimica Iranica

2023

1

96-104

DOI：

?

電子ジャーナル

要旨：

HepG2細胞を高濃度(33 mM)のグルコースで刺激すると、脂質生成を誘発した。脂質生成の抑制に関するEC50値は、メトホルミンが1.8 mM、ケルセチンが8.1 μM、レスベラトロールが10.9 μMであった。3者を組合せると、それぞれの単独投与時...

茅台酒粕ポリフェノールとルチンは、デキストラン硫酸ナトリウムがマウスに誘発した大腸炎を軽減する: 腸内細菌叢と腸管バリア機能の調節

Moutai Distiller's grains Polyphenol extracts and rutin alleviate DSS-induced colitis in mice: Modulation of gut microbiota and intestinal barrier function

著作名：

Jin-hu Chen

Cai-li Zhao

Yong-su Li

Yu-bo Yang

Jian-guang Luo

Chao Zhang

Li Wang

出典：

Heliyon

2023

9

e22186

DOI：

10.1016/j.heliyon.2023.e22186

電子ジャーナル

要旨：

茅台酒粕抽出物のポリフェノールをLC-MS分析した結果、ルチンが主成分であった。デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)で惹起した大腸炎のモデルマウスに、ルチンを投与した。ルチンは腸内の病原性細菌(ヘリコバクター属・クラブシエラ属・...

大豆粕を含む餌で飼育したニワトリの腸の形態・抗酸化作用・免疫・腸内細菌叢に対するルチンの影響

Effects of rutin supplementation on intestinal morphology, antioxidant capacity, immunity, and gut microbiota of laying hens fed a diet containing stored soybean meal

著作名：

Hengzhi Li

Rui Jin

Yunfeng Gu

Yanmin Zhou

出典：

Italian Journal of Animal Science

2023

22

1283-1293

DOI：

10.1080/1828051X.2023.2276263

電子ジャーナル

要旨：

ニワトリの飼料となる大豆粕の保存条件とルチン添加の有無を比較した。220日齢の産卵鶏を4群に分け、以下の飼料で8週間飼育した。A: 冷蔵保存した大豆粕でルチン添加なし、B: 冷蔵保存した大豆粕にルチン500 mg/kg添加、C: 室温保存し...

ケルセチンの最適抽出と血糖降下作用

Study on Optimal Extraction and Hypoglycemic Effect of Quercetin

著作名：

Lei Zhang

Ming-yue Pan

Tao Li

Zhi-min Jin

Zhu Liu

Qiu-yue Liu

Yong Liu

Jia-yuan Ding

Huan Jiang

Xingchen Hou

出典：

Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine

2023

2023

8886503

DOI：

10.1155/2023/8886503

電子ジャーナル

要旨：

スベリヒユからケルセチンを抽出するにあたり、応答曲面法を用いて操作条件を最適化した。その結果、固液比1:109および21.4分の超音波照射がケルセチン収率を最大化した。得られたケルセチンをII型糖尿病のモデルマウスに投与すると、...

結腸癌の強力な阻害剤としてのケルセチンの構造・量子化学・分子ドッキング・分子動力学研究

Structural, Quantum Chemical, Molecular Docking, and Dynamics Studies of Quercetin—A Potent Inhibitor for Colon Cancer

著作名：

J. Abraham Hudson Mark

R. Premkumar

R. Sangeetha

A. Lakshmi

K. Langeswaran

出典：

Polycyclic Aromatic Compounds

2023

43

8426-8441

DOI：

10.1080/10406638.2022.2149574

電子ジャーナル

要旨：

MLK4は、結腸直腸癌にて過剰発現する、細胞周期・老化・アポトーシスに関与するキナーゼである。MLK4に対するケルセチンの挙動を、分子ドッキングおよび分子動力学シミュレーションにて検証した。その結果、ケルセチンはMLK4に高い親...

効率的な抗菌および抗癌剤としての、ケルセチンを担持したCdSe/ZnSナノ粒子

Quercetin loading CdSe/ZnS nanoparticles as efficient antibacterial and anticancer materials

著作名：

Xiaofang Yang

Weiwei Zhang

Zhiwei Zhao

Nuan Li

Zhipeng Mou

Dongdong Sun

Yongping Cai

Weiyun Wang

Yi Lin

出典：

Journal of Inorganic Biochemistry

2017

167

36-48

DOI：

10.1016/j.jinorgbio.2016.11.023

電子ジャーナル

要旨：

ケルセチンの水溶性を向上すべく、CdSe/ZnSナノ粒子に担持した。得られたケルセチンナノ粒子は、大腸菌および枯草菌にフリーのケルセチンより強い抗菌活性を示し、菌の細胞壁と細胞膜を破壊した。ヒト由来胃癌細胞株BGC-823にケルセチ...

伝統医学に基づく体系的なプラットフォームによる、乳癌に有効な植物化学物質ルチンの発見

Discovering the anti-cancer phytochemical rutin against breast cancer through the methodical platform based on traditional medicinal knowledge

著作名：

Jungwhoi Lee

Jungsul Lee

WooGwang Sim

Jae-Hoon Kim

Chulhee Choi

Jongwook Jeon

出典：

BMB Reports

2023

56

594-599

DOI：

10.5483/BMBRep.2023-0057

電子ジャーナル

要旨：

伝統医学書のテキストマイニングにより、癌治療に用いた植物化学物質として、ルチンを特定した。分子ドッキングに基づくバーチャルスクリーニングの結果、EGFRシグナル伝達の阻害剤として、ルチンを特定した。ルチンは、ヒト由来乳癌...

ケルセチンはパイロトーシスを阻害して、カドミウムが誘発した腎損傷からマウスを保護する

Quercetin protects cadmium-induced renal injuries in mice by inhibiting cell pyroptosis

著作名：

Juyu Wang

Jieyan Yang

Kai Liu

Weijie Qu

Kuan Wang

Yu Zhao

Yaxiong Zhou

Xiang Liu

Limei Zhang

Xiaolong Gu

出典：

Frontiers in Veterinary Science

2023

10

1319857

DOI：

10.3389/fvets.2023.1319857

電子ジャーナル

要旨：

カドミウムで惹起した腎損傷のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。カドミウムがもたらした血中の尿素窒素の上昇と、SODおよびGPxの減少は、ケルセチンが逆転した。NLRP3インフラマソームの活性化と、それに伴うIL-1βおよびIL-18の...

カルボキシメチル化したカードランとのナノ複合体の構築は、ケルセチンのバイオアベイラビリティを強化する

Enhancing the bioavailability of quercetin via the construction of carboxymethylated curdlan/quercetin nanocomplex

著作名：

Yuting Su

Qian Zhou

Hui Xu

Manting Huang

Siqian Li

Jiayi He

Ka-Wing Cheng

Mingfu Wang

出典：

Food Hydrocolloids

2024

149

109502

DOI：

10.1016/j.foodhyd.2023.109502

電子ジャーナル

要旨：

ケルセチンとカルボキシメチル化したカードランから形成したナノ複合体は、粒径が300 nm の球状構造を有し、水溶性と安定性が向上した。5位を除くケルセチンの4個のフェノールは、カルボキシメチル化したカードランのカルボン酸と水素...