ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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5417件中 3311-3320件を表示

ラットの脊髄損傷において、ケルセチンは星状細胞を活性化して神経組織の損傷を軽減する

Quercetin reduces neural tissue damage and promotes astrocyte activation after spinal cord injury in rats

著作名:
Yeyang Wang
Wenjun Li
Mingsen Wang
Chuangxin Lin
Guitao Li
Xiaozhong Zhou
Junnan Luo
Dadi Jin
出典:
Journal of Cellular Biochemistry
2018
119
2298-2306
DOI:
10.1002/jcb.26392
要旨:
ラットに椎弓切除術を施して、脊髄損傷のモデルとした。ケルセチンの投与は、BBBスコアを指標とする運動機能を顕著に回復し、空洞形成を減少した。同時にケルセチンによる星状細胞の活性化と、軸索の再生も顕著に見られた。ケルセチン...

乳癌細胞への毒性を増強する、混合ナノミセルへのケルセチンの担持

Encapsulation of Quercetin in a Mixed Nanomicellar System to Enhance its Cytotoxicity against Breast Cancer Cells

著作名:
Reza Davarnejad
Kiyana Layeghy
Meysam Soleymani
Arvin Ayazi
出典:
Chemical Engineering & Technology
2022
45
1100-1105
DOI:
10.1002/ceat.202200025
要旨:
非イオン性界面活性剤Pluronic F-127およびTween 80を用いる混合ナノミセルに、ケルセチンを担持して、乳癌細胞への送達効率を改善した。界面活性剤の混合比率を最適化した結果、持続的なケルセチンの放出を実現した。新規ナノミセル...

ケルセチンの抗菌活性: その機構を解明するアプローチ

Antimicrobial Activity of Quercetin: An Approach to Its Mechanistic Principle

著作名:
Thi Lan Anh Nguyen
Debanjana Bhattacharya
出典:
Molecules
2022
27
2494
DOI:
10.3390/molecules27082494
要旨:
ケルセチンの抗菌活性に関して、作用機序に焦点を当てた総説。まず、ケルセチンの抗菌作用・抗真菌作用・抗ウィルス作用を概説する。抗菌作用に関しては、細胞壁および細胞膜の破壊・DNA複製の阻害・バイオフィルム形成の阻害・病原因...

MPPがゼブラフィッシュの稚魚に誘発したパーキンソン病様の運動障害は、ケルセチンが救済する

Quercetin rescues MPP+ –induced Parkinsonian-like locomotor impairment in zebrafish larvae

著作名:
Thilaga Thirugnanam
Sayooj Madhusoodanan
Kirankumar Santhakumar
出典:
Journal of Applied Biology & Biotechnology
2022
10
107–113
DOI:
10.7324/JABB.2022.100314
要旨:
1-メチル-4-フェニルピリジニウム塩(MPP)をゼブラフィッシュの稚魚に暴露すると、パーキンソン病の様な状態になり、運動障害のモデルとした。1 mM濃度のMPPを、受精5日後の稚魚に2日間曝露すると、移動距離と移動速度が著しく低下した...

ミトコンドリアで活性酸素種が媒介するフェロトーシスを標的として、ケルセチンは高脂肪食が誘発した肝脂肪毒性を軽減する

Targeting Mitochondrial ROS-Mediated Ferroptosis by Quercetin Alleviates High-Fat Diet-Induced Hepatic Lipotoxicity

著作名:
Jin-Jin Jiang
Guo-Fu Zhang
Jia-Yi Zheng
Ji-Hu Sun
Shi-Bin Ding
出典:
Frontiers in Pharmacology
2022
13
876550
DOI:
10.3389/fphar.2022.876550
要旨:
高脂肪食を12週間投与したマウスは、肝組織に過酸化脂質を含む脂質を蓄積し、フェロトーシス(鉄依存性の細胞死)も見られた。しかし、ケルセチンの共投与は、用量依存的な軽減効果を認めた。別途実施した脂肪肝細胞L02を用いる実験でも...

ケルセチンとその配糖体の抗うつ薬としての可能性: 包括的な総説と最新情報

Antidepressant Potential of Quercetin and its Glycoside Derivatives: A Comprehensive Review and Update

著作名:
Shen Chen
Yueheng Tang
Yang Gao
Kexin Nie
Hongzhan Wang
Hao Su
Zhi Wang
Fuer Lu
Wenya Huang
Hui Dong
出典:
Frontiers in Pharmacology
2022
13
865376
DOI:
10.3389/fphar.2022.865376
要旨:
ケルセチンおよびその配糖体の抗うつ作用をまとめた総説。まず臨床研究の論文として、ケルセチンを含む漢方の事例5件を論じる。ちなみに、ケルセチン単独での抗うつ効果を評価した臨床研究は、まだ報告がない。動物実験の論文は、神経...
要旨:
ケルセチンの消化器癌に対する効果をまとめた総説。まずイントロとして、1枚のパネルでケルセチンの癌への関与を図示した。すなわち、細胞周期の停止・上皮間葉転換および転移・血管新生・アポトーシス・オートファジーの癌に関連する...

ジャスモン酸によるFtBPM3の蓄積は、韃靼そばのFtERF-EAR3分解とルチンの生合成を促進する

JA-induced FtBPM3 accumulation promotes FtERF-EAR3 degradation and rutin biosynthesis in Tartary buckwheat

著作名:
Mengqi Ding
Yuqi He
Kaixuan Zhang
Jinbo Li
Yaliang Shi
Mengyu Zhao
Yu Meng
Milen I. Georgiev
Meiliang Zhou
出典:
The Plant Journal
2022
110
323-334
DOI:
10.1111/tpj.15800
要旨:
韃靼そばにルチンが豊富に含まれるのは何故か、分子レベルで解明した。韃靼そばに存在する遺伝子FtF3Hのプロモーター領域であるGCCボックスを破壊すると、ルチンの蓄積が減少した。また、核に局在するヘテロダイマーFtERF-EAR3は、GCC...

糖尿病に関連するラットの認知機能低下に対するルチンの保護効果

Protective Effect of Rutin against Diabetes-Associated Cognitive Decline in Rats

著作名:
Liu Xianchu
Peng Huan
Liu Kang
Deng Beiwang
Liu Ming
出典:
Pakistan Journal of Pharmaceutical Sciences
2022
35
769-775
DOI:
10.36721/PJPS.2022.35.3.REG.769-775.1
要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットの認知機能をモリスの水迷路で評価したところ、正常と比べて著しくスコアが低下した。ルチンの投与はスコアを改善し、糖尿病に起因する認知障害の改善を示唆した。海馬内における認...

シクロホスファミドが誘発する肺毒性とケルセチンによる調節

Pulmonary Toxicity Induced by Cyclophosphamide and its Modulation by Quercetin

著作名:
MOHAMED M. ABDELMOATY
WALEED A. ABDEL JALIL
出典:
Medical Journal of Cairo University
2022
90
177-183
DOI:
10.21608/MJCU.2022.234844
要旨:
抗癌剤シクロホスファミドで惹起したラットの肺毒性は、ケルセチンが軽減した。シクロホスファミドの投与は、肺組織に病変と線維化をもたらし、肺組織中のSODが減少し、血中のTNF-αが上昇した。しかし、ケルセチンの投与はこの様な異...