ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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5419件中 4511-4520件を表示

ブタ流行性下痢ウィルスの複製と3C様プロテアーゼの、ケルセチンによる阻害

Inhibition of Porcine Epidemic Diarrhea Virus Replication and Viral 3C-Like Protease by Quercetin

著作名:
Zhonghua Li
Hua Cao
Yufang Cheng
Xiaoqian Zhang
Wei Zeng
Yumei Sun
Shuhua Chen
Qigai He
Heyou Han
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2020
21
8095
DOI:
10.3390/ijms21218095
要旨:
ブタ流行性下痢ウィルスが有する酵素3C様プロテアーゼ(3CLpro)の結合部位に、ケルセチンが高い親和性を有するコンピュータシミュレーションを基に、FRETアッセイをした。ケルセチンは、高い阻害活性を示した。

ハタイリドウィルス感染に対抗する薬用植物成分ケルセチン: 阻害活性と抗ウィルスメカニズム

The Inhibitory Activities and Antiviral Mechanism of Medicinal Plant Ingredient Quercetin Against Grouper Iridovirus Infection

著作名:
Mingzhu Liu
Qing Yu
Hehe Xiao
Mengmeng Li
Yaming Huang
Qin Zhang
Pengfei Li
出典:
Frontiers in Microbiology
2020
11
586331
DOI:
10.3389/fmicb.2020.586331
要旨:
ケルセチンは、シンガポールのハタ(スズキ目ハタ科の魚)に感染するイリドウィルス(SGIV)に効力を示した。ケルセチンは、SGIVの宿主細胞の結合部位と76%の相互作用を示し、SGIVの感染を56%阻害し、SGIVの複製を53%阻害した。

伝染性膵臓壊死ウィルスに対するケルセチンの効果

Effect of Quercetin on Infectious Pancreatic Necrosis Virus: in Vitro Replication Study

著作名:
Şermin Yıldırım
Semra Gümüşova
出典:
Aquaculture Studies
2020
20
113-119
DOI:
10.4194/2618-6381-v20_2_05
要旨:
ニジマスの性腺細胞を用いて、ケルセチンの伝染性膵臓壊死ウィルス複製阻害作用を調べた。50 μmol/Lのケルセチン濃度で、ウィルス量を40%にした。

ケルセチンとその誘導体の、抗ウィルス作用と細胞毒性に関する新しい洞察: 生化学的な展望

New insights into antiviral and cytotoxic potential of quercetin and its derivatives – A biochemical perspective

著作名:
Enkhtaivan Gansukh
Arti Nile
Doo Hwan Kim
Jae Wook Oh
Shivraj Hariram Nile
出典:
Food Chemistry
2021
334
127508
DOI:
10.1016/j.foodchem.2020.127508
要旨:
インフルエンザウィルスのRNAポリメラーゼPB2と天然物ライブラリー約9700万化合物(内、ケルセチン誘導体が410個)との親和性を計算して、仮想スクリーニングを行った。その結果、ケルセチン-3'-グルクロン酸を、抗インフルエンザ薬の有...

VP24によるインターフェロン阻害機能を打消して、ケルセチンはエボラウィルス感染を阻止する

Quercetin Blocks Ebola Virus Infection by Counteracting the VP24 Interferon-Inhibitory Function

著作名:
Elisa Fanunza
Mathieu Iampietro
Simona Distinto
Angela Corona
Marina Quartu
Elias Maccioni
Branka Horvat
Enzo Tramontano
出典:
Antimicrobial Agents and Chemotherapy
2020
64
e00530-20
DOI:
10.1128/AAC.00530-20
要旨:
エボラウィルスの主要創薬ターゲットVP24の阻害剤を求めて、フラボノイドをスクリーニングした。その結果、ケルセチンが最も強いIC50(7.4 μM)を示した。VP24を阻害することで、エボラウィルスが損傷したI型インターフェロンの機能が回...

ケルセチンと関連化合物の抗ウィルス効果

Antiviral Effects of Quercetin and Related Compounds

著作名:
Mehdi Chaabi
出典:
Naturopathic Currents
2020
April 2020
Special Edition
DOI:
?
要旨:
ケルセチンの抗ウィルス作用のハイライト。ジカウィルス・インフルエンザウィルス・B型肝炎ウィルス・デングウィルスと幅広く有効であるが、特筆すべきは、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)やGCGのカテキン類縁体を組合わせた際に、SAR...

COPD表現型のマウスにおける、ライノウィルス誘発性の肺疾患の進行は、ケルセチンが予防する

Quercetin prevents rhinovirus-induced progression of lung disease in mice with COPD phenotype

著作名:
Mohammad Farazuddin
Rahul Mishra
Yaxun Jing
Vikram Srivastava
Adam T. Comstock
Umadevi S. Sajjan
出典:
PLoS ONE
2018
13
e0199612
DOI:
10.1371/journal.pone.0199612
要旨:
ライノウィルスは急激にCOPDを悪化させるが、ケルセチンには予防効果が期待できる。COPDの病態モデルマウスにライノウィルスを感染させると、肺の炎症が増加し、杯細胞が変性し、弾力性が失われる。しかし、ケルセチンはこれらの肺の...

ケルセチン3-β-O-D-グルコシド(イソケルシトリン)のエボラウィルス感染予防効果

Prophylactic Efficacy of Quercetin 3-β-O-D-Glucoside against Ebola Virus Infection

著作名:
Xiangguo Qiu
Andrea Kroeker
Shihua He
Robert Kozak
Jonathan Audet
Majambu Mbikay
Michel Chrétien
出典:
Antimicrobial Agents and Chemotherapy
2016
60
5182-5188
DOI:
10.1128/AAC.00307-16
要旨:
イソケルシトリンは、エボラウィルス感染を予防する。マウスにイソケルシトリンを投与して30分後にエボラウイルスを作用させて、感染を予防できた。また、イソケルシトリンは、2種類のエボラウイルスに効力を示した。

インフルエンザに対する、イソラムネチン(メチル化されたフラボノールの一種)の抗ウィルス効果

Antiviral Effect of Methylated Flavonol Isorhamnetin against Influenza

著作名:
Ahmed Abdal Dayem
Hye Yeon Choi
Young Bong Kim
Ssang-Goo Cho
出典:
PLoS ONE
2015
10
e0121610
DOI:
10.1371/journal.pone.0121610
要旨:
イソラムネチンは、ケルセチンやケンフェロールと並んで、インフルエンザウィルスH1N1への強い阻害活性を示した。イソラムネチンは、ウィルスがもたらす活性酸素種を低減し、細胞内リソソームの酸性化を抑制し、微小管の脂質化を阻害...

ケンフェロールとケルセチンの抗ウィルス効果および抗炎症効果、そしてCOVID-19: スコーピングレビュー

Anti-viral and anti-inflammatory effects of kaempferol and quercetin and COVID-2019: A scoping review

著作名:
Mohammad Reza Khazdair
Akbar Anaeigoudari
Gabriel A. Agbor
出典:
Asian Pacific Journal of Tropical Biomedicine
2021
11
327-334
DOI:
10.4103/2221-1691.319567
要旨:
ケルセチンとケンフェロールの、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)を中心とする抗ウィルス作用のスコーピングレビュー。SARS-CoV-2に関してはvitro試験とコンピュータシミュレーションの論文のみ集め、臨床研究には言及していない。その...