ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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5419件中 4721-4730件を表示

癌のシスプラチン療法における、ケルセチンの二重の役割: 有効性の増強と副作用の軽減

Dual role of quercetin in enhancing the efficacy of cisplatin in chemotherapy and protection against its side effects: a review

著作名:
Masoud Najafi
Shima Tavakol
Ali Zarrabi
Milad Ashrafizadeh
出典:
Archives of Physiology and Biochemistry
2022
128
1438-1452
DOI:
10.1080/13813455.2020.1773864
要旨:
ケルセチンとシスプラチンとの組合せに焦点を当てた総説。ケルセチンには、シスプラチンが有する腎毒性・聴器毒性を緩和する効果がある。一方で、両者の組合せが抗癌活性を増強した例も知られている。

エストロゲン受容体陽性乳癌のタモキシフェン治療において、ケルセチンは双方向に有効な調節効果を発揮する

Quercetin exerts bidirectional regulation effects on the efficacy of tamoxifen in estrogen receptor-positive breast cancer therapy: An in vitro study

著作名:
Zhixiang Xu
Dimeng Zhao
Xianyao Zheng
Bin Huang
Xueshan Xia
Xuejun Pan
出典:
Environmental Toxicology
2020
35
1179-1193
DOI:
10.1002/tox.22983
要旨:
乳癌細胞株MCF-7に対する、ケルセチンの挙動を調べた。ケルセチンが低濃度では、抗癌剤タモキシフェンによるMCF-7の抗増殖活性を阻害するが、高濃度では相乗的にアポトーシスを促進した。メカニズムとして、ケルセチンはエストロゲン...

ケルセチンはmiR-197/IGFBP5カスケードを介して、髄膜腫細胞のアポトーシスを誘導する

Quercetin induces apoptosis in meningioma cells through the miR-197/IGFBP5 cascade

著作名:
Shun-an Hu
Jin Cheng
Wo-hua Zhao
Hong-yang Zhao
出典:
Environmental Toxicology and Pharmacology
2020
80
103439
DOI:
10.1016/j.etap.2020.103439
要旨:
ケルセチンは濃度依存的に、髄膜腫細胞HBL-52の生存率と増殖を減少させ、アポトーシスを増大させた。ケルセチンはまた、Bcl-2の発現とm-RNA miR-197を抑制し、Baxの発現とm-RNA IGFBP5を増大させた。従って、miR-197/IGFBP5シグナル伝...

ヒト由来胃腺癌細胞を用いる、シスプラチンと組合せた桑葉と2つのフラボノイドの画分生物活性スクリーニング

Fraction Bioactivity Screening of Mulberry Leaf and Two Flavonoids in Combination with Cisplatin on Human Gastric Adenocarcinoma Cells

著作名:
Ghazaleh Ghavami
Samad Muhammadnejad
Saeed Amanpour
Soroush Sardari
出典:
Iranian Journal of Pharmaceutical Research
2020
19
371-382
DOI:
10.22037/IJPR.2020.1101087
要旨:
桑葉エキスと既存薬シスプラチンとの組合せは、ヒト由来胃腺癌細胞に相乗的な効力を示した。桑葉エキスの中で最も強力な活性を示したのが、酢酸エチル分画であり、その主成分はルチンとイソケルセチンであった。

ヒト由来乳癌細胞のアポトーシスに対する、熱ショック蛋白質阻害剤としてのケルセチンの役割

Investigation of the role of quercetin as a heat shock protein inhibitor on apoptosis in human breast cancer cells

著作名:
Ezgi Kıyga
Aslıhan Şengelen
Zelal Adıgüzel
Evren Önay Uçar
出典:
Molecular Biology Reports
2020
47
4957–4967
DOI:
10.1007/s11033-020-05641-x
要旨:
2種類の乳癌細胞(MCF-7およびMDA-MB-231)を用いて、ケルセチンと熱ショック蛋白質(HSP)との関係を調べた。MDA-MB-231に比べると、MCF-7はよりケルセチンによる阻害効果が大きかった。ケルセチンは、HSP27・HSP70・HSP90の発現を抑制し...

パクリタキセルとケルセチンを同時に担持した機能性メソポーラスシリカナノ粒子は、乳癌の多剤耐性を克服する

Paclitaxel and quercetin co-loaded functional mesoporous silica nanoparticles overcoming multidrug resistance in breast cancer

著作名:
Mengyao Liu
Manfei Fu
Xiaoye Yang
Guoyong Jia
Xiaoqun Shi
Jianbo Ji
Xianghong Liu
Guangxi Zhai
出典:
Colloids and Surfaces B: Biointerfaces
2020
196
111284
DOI:
10.1016/j.colsurfb.2020.111284
要旨:
硫酸コンドロイチンを表面コートしたメソポーラスシリカに、パクリタキセルとケルセチンを担持したナノ粒子を作成した。多剤耐性乳癌細胞MCF-7/ADRに作用させた際、パクリタキセル単独担持粒子と比べて優れた抗癌活性とアポトーシス速...
要旨:
13種類の肝癌細胞株を培養し、ケルセチンの抗癌活性を評価した。ケルセチンは、濃度および時間依存的に、細胞の増殖を抑制した。また、数種の細胞では5-FUとの相乗的な阻害効果を認めた。
要旨:
前立腺癌発生モデルマウス(TRAMP; Transgenic Adenocarcinoma of Mouse Prostate)を用いる、ケルセチンおよびレスベラトロールの薬効評価。予防効果は組合せ・レスベラトロール単独の両方で認めたが、治療効果は組合せのみで現れた。...

好銀性核小体調節領域に関連する蛋白質合成によるケルセチンの抗腫瘍効果

Detection of antitumoral effects of quercetin through protein synthesis associated with argyrophilic nucleolar-regulating region

著作名:
S. Yılmaz
E. Aslan
Z. Doğanyiğit
出典:
Human & Experimental Toxicology
2020
40
90-99
DOI:
10.1177/0960327120943916
要旨:
エールリッヒ腹水癌のマウスを用いる、ケルセチンの薬効評価。モデルマウスにケルセチンを14日間投与した後、腫瘍部位を分析した。ケルセチンは、好銀性核小体形成体(エールリッヒ腹水癌の増殖能指標)を非投与群と比べて有意に減少さ...

癌における複数のシグナル伝達経路の標的化: ルチンによるアプローチ

Targeting Multiple Signaling Pathways in Cancer: The Rutin Therapeutic Approach

著作名:
Zeinab Nouri
Sajad Fakhri
Keyvan Nouri
Carly E. Wallace
Mohammad Hosein Farzaei
Anupam Bishayee
出典:
Cancers
2020
12
2276
DOI:
10.3390/cancers12082276
要旨:
ルチンの抗癌作用のメカニズムを論じた総説。従って、取上げている元文献は、virto実験が中心である。まずイントロ代わりに、癌の進行における炎症・酸化ストレス・アポトーシス・オートファジーの各役割を論じた。その後、各部位(乳...