ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

論文検索

キーワード
筆者名
タイトル
雑誌名
発行年
DOI
キーワード
検索結果:
5419件中 4731-4740件を表示

膵癌幹細胞の上皮間葉転換へのレスベラトロールとケルセチンの効果

The Effect of Resveratrol and Quercetin on Epithelial-Mesenchymal Transition in Pancreatic Cancer Stem Cell

著作名:
Mustafa Hoca
Eda Becer
Hilal Kabadayı
Sevinç Yücecan
Hafize Seda Vatansever
出典:
Nutrition and Cancer
2020
72
1231-1242
DOI:
10.1080/01635581.2019.1670853
要旨:
膵癌幹細胞を用いる、ケルセチンおよびレスベラトロールの薬効評価。ケルセチンはレスベラトロールに比べ、幹細胞を上皮間葉転換した。また、転移の抑制効果も、ケルセチンの方が優れていた。

抗癌剤としてのケルセチン: 食道癌を中心に

Quercetin as an anticancer agent: Focus on esophageal cancer

著作名:
Amirhossein Davoodvandi
Mohammad Shabani Varkani
Cain C. T. Clark
Sadegh Jafarnejad
出典:
Journal of Food Biochemistry
2020
44
e13374
DOI:
10.1111/jfbc.13374
要旨:
ケルセチンは天然由来で、化学治療の抗癌剤より安価であることを強調し、食道癌の予防・治療・日常的に食道癌と向合うための科学的根拠を述べた総説。癌細胞の増殖の阻害・アポトーシスの誘導・酸化ストレスの軽減を論じ、細胞実験お...

新しい治療用ハーブ薬HM0601とその活性成分ルチンは、肥満細胞で強力な抗増殖活性を発揮する

The new therapeutic herbal drug HM0601 and its bioactive compound rutin exert potent antiproliferative activities in mast cells

著作名:
Hyun-Ja Jeong
Myoung-Schook Yoou
Na-Ra Han
Sung Yeoun Hwang
Kyoung Wan Yoon
Hyung-Min Kim
出典:
Fundamental & Clinical Pharmacology
2018
32
279-287
DOI:
10.1111/fcp.12350
要旨:
ニラおよびクコを起源とする健康食品HM0601は、ルチンを豊富に含んでいる。胸腺間質性リンホポエチン(TSLP、造血サイトカインの一種)で刺激したヒト由来マスト細胞株HMC-1(肥満細胞)にHM0601もしくはルチンを作用すると、細胞増殖を抑...
要旨:
ルチンの抗炎症作用のメカニズムを解明した研究。ベンゾ[a]ピレンジオールエポキシドはRaf/MEK/ERK経路を介して、AP-1とNF-κBを間接的に活性化して、COX-2が発現する。ルチンの抗炎症作用はこのシグナル伝達の阻害であるが、Raf/MEK/E...
要旨:
トリニトロベンゼンスルホン酸で惹起した、回腸炎および大腸炎のモデルラットにて、ルチンは顕著な抗炎症作用を示したが、ケルセチンにはほとんど効果がなかった。この不一致を説明するために、粘膜中のフラボノイドレベルを測定した...

リポ多糖が誘発する264.7細胞の炎症への、ルチンの抗炎症効果と用量との関係

Dose-effect relationship on anti-inflammatory activity on LPS induced raw 264.7 cells and antioxidant activity of rutin in vitro

著作名:
Chunlian Tian
Yuru Guo
Yu Chang
Jihang Zhao
Cancan Cui
Mingchun Liu
出典:
Acta Poloniae Pharmaceutica - Drug Research
2019
76
511-522
DOI:
10.32383/appdr/102677
要旨:
RAW 264.7細胞をリポ多糖で刺激した際の、ルチンの抗炎症作用とラジカル消去作用を検証した。前者は、細胞内の一酸化窒素・TNF-α・IL-1β・IL-6の各濃度を指標とした。5, 10, 20, 50, 100 µMのいずれのルチン濃度でも抗炎症作用を示し...

ケルセチンとルチンは、in vitroで抗アミロイド形成作用と原線維分解作用を示し、APPswe細胞では強力な抗酸化作用を示す

Quercetin and rutin exhibit antiamyloidogenic and fibril-disaggregating effects in vitro and potent antioxidant activity in APPswe cells

著作名:
Karim Jiménez-Aliaga
Paloma Bermejo-Bescós
Juana Benedí
Sagrario Martín-Aragón
出典:
Life Sciences
2011
89
939-945
DOI:
10.1016/j.lfs.2011.09.023
要旨:
ケルセチンとルチンはどちらも、アミロイドβの線維化を阻害し、線維化されたアミロイドβは分解した。ルチンは、β-セクレターゼの活性を顕著に低下した。早期発症型家族性アルツハイマー病のモデルとして、アミロイドβ産出の増強を促進...

ケルセチンはin vitroで悪性黒色腫細胞B16の増殖を阻害し、アポトーシスを誘導する

Quercetin Inhibits Proliferation and Induces Apoptosis of B16 Melanoma Cells In Vitro

著作名:
Farrah Soll
Christina Ternent
Isabella M. Berry
Dunesh Kumari
Tyler C. Moore
出典:
ASSAY and Drug Development Technologies
2020
18
261-268
DOI:
10.1089/adt.2020.993
要旨:
悪性黒色腫細胞B16にケルセチンを濃度50 μg/mLで作用させると、6~48時間で75%の細胞が死滅した。この結果は、既存薬エトポシドとほぼ同等である。B16の増殖阻害作用に関しては、ケルセチンの方がエトポシドより優れていた。細胞周期...

癌細胞の生理学的および温熱状態でのシスプラチンとケルセチンの相互作用

Interactions between Cisplatin and Quercetin at Physiological and Hyperthermic Conditions on Cancer Cells In Vitro and In Vivo

著作名:
Nada Oršolić
Dyana Odeh
Maja Jazvinšćak Jembrek
Jelena Knežević
Darko Kučan
出典:
Molecules
2020
25
3271
DOI:
10.3390/molecules25143271
要旨:
高温下での、ケルセチンとシスプラチンとの組合せに着目した研究。43℃においても、シスプラチンの有する抗癌効果をケルセチンが増強する作用は変らず、同等の腫瘍組織の拡張阻害・免疫の活性化・マウスの生存率の改善が見られた。

セレギリンの脂質ナノDDSは、ケルセチンのP糖蛋白質阻害により、パーキンソン病モデルラットの改善効果を増強する

Lipid nanocarrier of selegiline augmented anti-Parkinson’s effect via P-gp modulation using quercetin

著作名:
Zufika Qamar
Muhammad Usama Ashhar
Annu
Farheen Fatima Qizilibash
Pravat Kumar Sahoo
Asgar Ali
Javed Ali
Sanjula Baboota
出典:
International Journal of Pharmaceutics
2021
609
121131
DOI:
10.1016/j.ijpharm.2021.121131
要旨:
P糖蛋白質阻害剤であるケルセチンを、既存パーキンソン病治療薬セレギリンと共に脂質ナノ粒子のカプセルに封じ込めた。狙いは、腸でP糖蛋白質を阻害して、セレギリンの吸収を促進する点にある。実際、セレギリンの単独投与時や、ナノ...