ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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植物由来の天然物のジペプチジルペプチダーゼ-4阻害活性を、コンピューターにて予測する

Characterization of Plant-Derived Natural Inhibitors of Dipeptidyl Peptidase-4 as Potential Antidiabetic Agents: A Computational Study

著作名:
Alomgir Hossain
Ekhtiar Rahman
Omar Faruqe
Ahmed Saif
Suzzada Suhi
Rashed Zaman
Abdurahman Hajinur Hirad
Mohammad Nurul Matin
Muhammad Fazle Rabbee
Kwang-Hyun Baek
出典:
Pharmaceutics
2024
16
483
DOI:
10.3390/pharmaceutics16040483
要旨:
ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害剤は、糖尿病治療薬の主要クラスである。81種の薬用植物の構成成分6000種を対象に、分子ドッキングにてDPP-4阻害剤をバーチャルスクリーニングした。その結果、イソラムネチンが最も高い親和性...

急性低圧低酸素ストレス下にて、ケルセチンはレニン-アンジオテンシン-アルドステロン軸を調節して腎保護効果を発揮する

Quercetin prophylaxis protects the kidneys by modulating the renin–angiotensin–aldosterone axis under acute hypobaric hypoxic stress

著作名:
Vaishnavi Rathi
Sarada S. K. Sagi
Amit Kumar Yadav
Manoj Kumar
Rajeev Varshney
出典:
Scientific Reports
2024
14
7617
DOI:
10.1038/s41598-024-58134-3
要旨:
高度25,000フィート(7,620 m)に相当する低圧低酸素下に晒したラットは、血中の活性酸素種とマロンジアルデヒドが上昇し、GPxとカタラーゼは減少した。しかし、1時間前にケルセチンを投与すると、低圧低酸素による酸化ストレスを著しく...

アルツハイマー病におけるケルセチンの可能性を探る: 薬力学・薬物動態学・ナノ送達システム

Exploring the potential of quercetin in Alzheimer's Disease: Pharmacodynamics, Pharmacokinetics, and Nanodelivery systems

著作名:
Komaldeep Kaur
Yogesh A. Kulkarni
Sarika Wairkar
出典:
Brain Research
2024
1834
148905
DOI:
10.1016/j.brainres.2024.148905
要旨:
ケルセチンによるアルツハイマー病の治療に関する総説。アルツハイマー病に有効であるケルセチンの薬理作用として、抗酸化作用・抗炎症作用・アミロイド産出の抑制・神経保護作用を論じる。後半では、ケルセチンのバイオアベイラビリ...

第二近赤外光(NIR-II)領域に吸収を持つクロコン酸ジュロリジンとケルセチン-鉄錯体により、中咽頭癌の効果的な光温熱療法を実現する

Succinct NIR-II absorbed croconic acid-julolidine molecule uniting Fe(III)-quercetin complex for efficient mild photothermal therapy of oropharyngeal carcinoma

著作名:
Yang Chen
Longcai Liu
Liya Yu
Yehui Kang
Shijie Yao
Danping Wu
Jiajie Xu
Xiaozhou Mou
Yu Cai
出典:
Chemical Engineering Journal
2024
488
150907
DOI:
10.1016/j.cej.2024.150907
要旨:
第二近赤外領域(NIR-II, 900–1700 nm)に吸収を有する分子として、ジュロリジンのクロコン酸塩を見出した。このクロコン酸ジュロリジンとケルセチン-鉄錯体とをリン脂質で封じ込めて、ナノ製剤を設計した。得られたナノ製剤に980 nmの...

酸性成分の変更による乳清蛋白質/ゼイン系ナノゲルの物性の改善: 再分散性・安定性・ケルセチンのバイオアベイラビリティ

Improving the properties of whey protein isolate-zein nanogels with novel acidifiers: Re-dispersity, stability and quercetin bioavailability

著作名:
Feng Shao
Yuanlong Zhang
Xia Wan
Yuqing Duan
Meihong Cai
Haihui Zhang
出典:
International Journal of Biological Macromolecules
2024
266
131284
DOI:
10.1016/j.ijbiomac.2024.131284
要旨:
ケルセチンを含む乳清蛋白質/ゼイン系ナノゲルの調製に当たり、酸性成分を従来使用していた塩酸から酢酸に変更した。その結果、ナノゲルの物性と機能が大幅に改善された。pH安定性・保存安定性が向上し、ゲル中の蛋白質の柔軟性とラン...

α-グリコシルイソケルシトリンを経口投与した後の、マウス・ラット・ブタの便細菌叢の比較

Comparison of the fecal bacterial microbiota in mice, rats, and pigs after oral administration of alpha-glycosyl isoquercitrin

著作名:
Hong Liu
Ryo Inoue
Mihoko Koyanagi
Shim-mo Hayashi
Gen Watanabe
Kentaro Nagaoka
出典:
The Journal of Toxicological Sciences
2024
49
151-161
DOI:
10.2131/jts.49.151
要旨:
α-グリコシルイソケルシトリンの腸内細菌叢への影響を調べた。マウスとラットにはα-グリコシルイソケルシトリンを1.5, 3, 5% (w/v)投与し、ブタには100, 300, 1000 mg/kg投与して、便サンプルを16S-rRNA遺伝子シークエンス解析した。...

ケルセチンは腸内微生物叢の恒常性を再構築し、脳の代謝プロファイルを調節して、予測不可能で慢性的な軽度ストレスが誘発したラットのうつ病様行動を制御する

Quercetin reshapes gut microbiota homeostasis and modulates brain metabolic profile to regulate depression-like behaviors induced by CUMS in rats

著作名:
Bozhi Li
Yuqi Yan
Tiange Zhang
Hanfang Xu
Xiaofeng Wu
Gaolei Yao
Xingze Li
Can Yan
Li-Li Wu
出典:
Frontiers in Pharmacology
2024
15
1362464
DOI:
10.3389/fphar.2024.1362464
要旨:
予測不可能で慢性的な軽度ストレスによるうつ様行動をケルセチンが改善することはよく知られているが、今回はメカニズムの解明に重点を置いた。腸内細菌叢の門レベルに関しては、ケルセチンは、ファーミクテス/バクテロイデス比を減少...
要旨:
ケルセチンの供給源としてのビーポーレン(ミツバチが作る花粉の塊)に焦点を当てた総説。神経変性疾患の予防手段としてケルセチンが有効であり、最大で1000 mg/kgの含量を有するビーポーレンを天然供給源として提唱する。ビーポーレン...

ケルセチンによるRhoCの分解は、肝細胞癌の浸潤と転移を抑制する

Quercetin-induced degradation of RhoC suppresses hepatocellular carcinoma invasion and metastasis

著作名:
Chunlong Huang
Weihua Lai
Shuai Mao
Deli Song
Jihong Zhang
Xiao Xiao
出典:
Cancer Medicine
2024
13
e7082
DOI:
10.1002/cam4.7082
要旨:
肝細胞癌の浸潤および転移にて、RhoCのレベルが正の相関を示すことが既に知られている。今回、ケルセチンがRhoCの発現を下方調節して、浸潤と転移を抑制したことをvitroとvivoの両方で検証した。Vitro実験には初代肝細胞癌細胞を用い...
要旨:
19名の被験者にダサチニブ(50 mg)とケルセチン(500 mg)の組合せを6カ月間投与して、3カ月目と6カ月にDNAのメチル化を測定した。その結果、エピジェネティクス的年齢の加速と、テロメア長の顕著な減少を認めた。ダサチニブとケルセチン...