ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ローフーのケルセチン摂取: 成長・体組成・抗酸化指数・免疫への影響

Quercetin supplementation in the diet of Labeo rohita: Effects on growth, proximate composition, antioxidative indices and immunity

著作名:
Tahrim Khan
Mahroze Fatima
Syed Zakir Hussain Shah
Noor Khan
Maryam
Wazir Ali
Atiqa Sabir
Irum Tahir
Dua Laraib
出典:
Animal Feed Science and Technology
2023
303
115699
DOI:
10.1016/j.anifeedsci.2023.115699
キーワード:
ローフー
ケルセチン
成長
抗酸化作用
免疫
動物実験
要旨:
ローフー(インドの淡水魚)を5群に分け、0, 2, 4, 6, 8 g/kgのケルセチンを含む餌で90日間飼育した。その結果、最終体重・体重増加の絶対量・体重増加率・成長率は4 g/kg群が最も高かった(P<0.05)。飼料換算率(体重あたりに要した飼料の量)も、4 g/kg群が最も高かった(P<0.05)。内臓指数や筋肉に関連する体組成には群間差がなく、ケルセチンの摂取量の影響を受けなかった。SOD・カタラーゼ・GPxの活性は、ケルセチン摂取量に伴って増大したが、チオバルビツール酸反応性物質は逆の傾向を示した。リゾチーム・免疫グロブリン・AKPを含む免疫パラメータは、4 g/kgまでは有意に増加し(P<0.05)、それ以上では減少した(P<0.05)。