ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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17件中 11-17件を表示

ケルセチンは酸化および炎症のネットワークを調節して、膵癌の化学療法における薬物感受性を改善する

Quercetin improves pancreatic cancer chemo-sensitivity by regulating oxidative-inflammatory networks

著作名:
Yaoyuan Hu
Rui Li
Junyi Jin
Yihui Wang
Rui Ma
出典:
Journal of Food Biochemistry
2022
46
e14453
DOI:
10.1111/jfbc.14453
要旨:
膵癌の化学療法における、ケルセチンが果たす補助的な役割に関する総説。膵癌の化学療法は、酸化および炎症応答が起因する薬物抵抗性が問題点である。ケルセチンの抗酸化作用および抗炎症作用は、その解決策として期待される。本総説...
要旨:
シリカ(SiO2)を気管内注入したマウスは、肺組織にコラーゲンIが増大して、肺線維症が進行した。しかし、ケルセチンの同時投与はコラーゲンIの生成を顕著に抑制したが、投与開始を遅れると効果が半減した。ケルセチンはまた、シリカが...

免疫グロブリンEを介するアレルギー性結膜炎は、Lynキナーゼ阻害剤としてのケルセチンが阻害する

Quercetin as a Lyn kinase inhibitor inhibits IgE-mediated allergic conjunctivitis

著作名:
Yuanyuan Ding
Chaomei Li
Yongjing Zhang
Pengyu Ma
Tingting Zhao
Delu Che
Jiao Cao
Jue Wang
Rui Liu
Tao Zhang
Langchong He
出典:
Food and Chemical Toxicology
2020
135
110924
DOI:
10.1016/j.fct.2019.110924
要旨:
アレルギー性結膜炎のモデルマウスを用いる、ケルセチンの薬効評価。ケルセチンは、チロシンキナーゼLynの阻害作用を有し、この酵素が関与するシグナル伝達経路3種を特定し、これらを阻止することを突き止めた。

ケルセチンはスタニオカルシン1の発現を促進し、破骨細胞の形成を阻害して、後肢懸垂マウスの骨量減少を防ぐ

Quercetin prevents bone loss in hindlimb suspension mice via stanniocalcin 1-mediated inhibition of osteoclastogenesis

著作名:
Yin-bo Niu
Yuan-yuan Yang
Xuan Xiao
Yang Sun
Yu-mei Zhou
Yu-han Zhang
Dong Dong
Chen-rui Li
Xiang-long Wu
Yu-hua Li
Qi-bing Mei
出典:
Acta Pharmacologica Sinica
2020
41
1476–1486
DOI:
10.1038/s41401-020-00509-z
要旨:
卵巣切除マウスを用いて、ケルセチンの薬効を評価した。ケルセチンの投与と後肢懸垂とを同時に行ったところ、ケルセチンは投与量依存的に海綿骨量・骨梁数・骨密度を回復させ、骨梁中心距離を増大させた。また、中ドーズ(50 mg)および...

多剤耐性乳癌に対するドキソルビシンとケルセチンの併用療法と、混合ミセルによる連続送達

Combination Therapy of Doxorubicin and Quercetin on Multidrug-Resistant Breast Cancer and Their Sequential Delivery by Reduction-Sensitive Hyaluronic Acid-Based Conjugate/d-α-Tocopheryl Poly(ethylene glycol) 1000 Succinate Mixed Micelles

著作名:
Shuo Liu
Rui Li
Jin Qian
Jiabin Sun
Guowen Li
Jianliang Shen
Yan Xie
出典:
Molecular Pharmaceutics
2020
17
1415–1427
DOI:
10.1021/acs.molpharmaceut.0c00138
要旨:
ヒト乳癌細胞由来MDA-MB-231にケルセチンを作用させた後、ドキソルビシン処置をすると、多剤耐性を克服できた。これをヒントに、ケルセチンとドキソルビシンとが時間差を持って放出するミセルを設計した。この組合せ療法は、細胞間ド...

ケルセチンは抗炎症作用により、AOM/DSSが誘発したマウスの結腸発癌を抑制する

Quercetin Suppresses AOM/DSS-Induced Colon Carcinogenesis through Its Anti-Inflammation Effects in Mice

著作名:
Rui Lin
Meiyu Piao
Yan Song
Chunyan Liu
出典:
Journal of Immunology Research
2020
2020
9242601
DOI:
10.1155/2020/9242601
要旨:
アゾキシメタンとデキストラン硫酸ナトリウムで惹起したマウスの結腸癌を、ケルセチンが効果的に緩和した。ケルセチンを投与すると、結腸に見られる腫瘍の数と大きさが顕著に減少した。また、ケルセチンは酸化ストレスの諸指標(LPO・...

ケルセチンはマウスのTREK-1カリウムチャネルを活性化して、D-アンフェタミン誘発性の躁病様行動を緩和する

Quercetin relieves D-amphetamine-induced manic-like behaviour through activating TREK-1 potassium channels in mice

著作名:
Keke Ren
Haiying Liu
Baolin Guo
Rui Li
Honghui Mao
Qian Xue
Han Yao
Shengxi Wu
Zhantao Bai
Wenting Wang
出典:
British Journal of Pharmacology
2021
178
3682-3695
DOI:
10.1111/bph.15510
要旨:
アンフェタミン(覚醒剤)で惹起したマウスの異常興奮を、ケルセチンが鎮めた。ケルセチンはカリウムチャネルTREK-1を活性化するが、その結果、カルシウムの流れが抑制される。アンフェタミンは前頭前皮質の神経を過剰に活性化して、興...