ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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16件中 11-16件を表示
要旨:
エタノールで惹起したマウスのアルコール性脂肪肝は、ケルセチンの投与で正常化した。ケルセチンは肝臓の病変部位と炎症を軽減し、血中および肝組織中の中性脂肪を低減した。また脂肪肝状態では、リポファジーを担うRab7とGTPの結合体...

ケルセチンはヒト由来卵巣癌細胞のp53依存性小胞体ストレス経路を介して、DNA二本鎖切断修復を抑制し、放射線感受性を増強する

Quercetin suppresses DNA double-strand break repair and enhances the radiosensitivity of human ovarian cancer cells via p53-dependent endoplasmic reticulum stress pathway

著作名:
Cheng Gong
Zongyuan Yang
Lingyun Zhang
Yuehua Wang
Wei Gong
Yi Liu
出典:
OncoTargets and Therapy
2018
11
17-27
DOI:
10.2147/OTT.S147316
要旨:
ヒト由来卵巣癌細胞にケルセチン処置と放射線照射を併用すると、DNA損傷とアポトーシスを促進した。同時に、Baxとp21の発現の増大と、Bcl-2の発現の減少を確認した。ケルセチンによる放射線感受性の増大は、ATM(DNAの二本鎖切断によっ...

脂肪肝にてフラタキシンが媒介する、PINK1/Parkin伝達経路依存性のマイトファジー: ケルセチンの保護効果

Frataxin-Mediated PINK1–Parkin-Dependent Mitophagy in Hepatic Steatosis: The Protective Effects of Quercetin

著作名:
Peiyi Liu
Hongkun Lin
Yanyan Xu
Feng Zhou
Jing Wang
Jingjing Liu
Xinhong Zhu
Xiaoping Guo
Yuhan Tang
Ping Yao
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2018
62
1800164
DOI:
10.1002/mnfr.201800164
要旨:
マウスに高脂肪食を10週間与え続けても、ケルセチンを添加した場合には非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を発症しない。ケルセチンは、フラタキシンによるPINK1/Parkin伝達経路で、オートファジーを誘導する。

ケルセチンは、IRE1a/XBP1s経路を介する肝臓のVLDLアセンブリとリポファジーを促進して、高脂肪食が誘発する非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を改善する

Quercetin ameliorates HFD-induced NAFLD by promoting hepatic VLDL assembly and lipophagy via the IRE1a/XBP1s pathway

著作名:
Xinhong Zhu
Ting Xiong
Peiyi Liu
Xiaoping Guo
Lin Xiao
Feng Zhou
Yuhan Tang
Ping Yao
出典:
Food and Chemical Toxicology
2018
114
52-60
DOI:
10.1016/j.fct.2018.02.019
要旨:
高脂肪食で惹起したラットの非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を、ケルセチンが緩和した。メカニズムとして、RE1α/XBP1経路によるリポファジー(オートファジーによる脂肪分解)が示唆された。

ゼブラフィッシュの稚魚における、チオアセトアミドの毒性とケルセチンの保護効果

Toxicity of thioacetamide and protective effects of quercetin in zebrafish (Danio rerio) larvae

著作名:
Kexin Wang
Yunyun Deng
June Zhang
Bo Cheng
Yong Huang
Yunlong Meng
Keyuan Zhong
Guanghua Xiong
Jing Guo
Yi Liu
Huiqiang Lu
出典:
Environmental Toxicology
2021
36
2062-2072
DOI:
10.1002/tox.23323
要旨:
ゼブラフィッシュの稚魚にチオアセトアミドを作用させると肝臓が損傷するが、ケルセチンを共投与すると防止できた。ケルセチンは、チオアセトアミドがもたらしたp53蛋白質の発現を減少させた。その結果、Baxが減少しBcl-2が増大して、...

エタノールが誘発する鉄摂取と心筋傷害は、アンジオテンシンII-L型カルシウムチャネルを調節してケルセチンが軽減する

Quercetin Attenuates Ethanol-Induced Iron Uptake and Myocardial Injury by Regulating the Angiotensin II-L-Type Calcium Channel

著作名:
Xiaoping Guo
Man Chen
Hongmei Zeng
Peiyi Liu
Xinghong Zhu
Feng Zhou
Jingjing Liu
Jun Zhang
Zhuangzhuang Dong
Yuhan Tang
Chao Gao
Ping Yao
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2018
62
1700772
DOI:
10.1002/mnfr.201700772
要旨:
エタノールで惹起したマウスの心筋損傷を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンは、アンジオテンシンIIのL型カルシウムチャンネルを調節し、心筋への鉄の取込みを阻害するため、心保護作用を発揮する。