ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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18件中 11-18件を表示
要旨:
シリカ(SiO2)を気管内注入したマウスは、肺組織にコラーゲンIが増大して、肺線維症が進行した。しかし、ケルセチンの同時投与はコラーゲンIの生成を顕著に抑制したが、投与開始を遅れると効果が半減した。ケルセチンはまた、シリカが...

ケルセチンはEph/Cav-1シグナル伝達を調節して、慢性腎不全の血管内皮機能を改善する

Quercetin regulates vascular endothelium function in chronic renal failure via modulation of Eph/Cav-1 signaling

著作名:
Jing Chen
Huaming Zhang
Yanbo Yang
Bo Chen
出典:
Drug Development Research
2022
83
1167-1175
DOI:
10.1002/ddr.21940
要旨:
Vivo: 慢性腎不全のモデルラットにケルセチンを投与すると、血中の尿素およびクレアチニンを減少して、腎機能の改善を示唆した。染色試験の結果は、血管内皮の損傷の軽減を示した。Vitro: ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVECs)を、リポ多糖お...

ケルセチンは、水牛の卵巣顆粒膜細胞における小胞体ストレスが誘発したアポトーシスを軽減する

Quercetin Alleviates Endoplasmic Reticulum Stress-Induced Apoptosis in Buffalo Ovarian Granulosa Cells

著作名:
Weihan Yang
Runfeng Liu
Qinqiang Sun
Xingchen Huang
Junjun Zhang
Liangfeng Huang
Pengfei Zhang
Ming Zhang
Qiang Fu
出典:
Animals
2022
12
787
DOI:
10.3390/ani12060787
要旨:
水牛の卵巣顆粒膜細胞にツニカマイシンを作用すると、小胞体ストレスを惹起し、同細胞のアポトーシスを引き起こした。ちなみに卵巣顆粒膜細胞のアポトーシスは、卵胞閉鎖症、さらには不妊症の原因となることが知られている。予めケル...

F-53Bとクロムの複合汚染は緑膿菌のバイオフィルム形成を阻害するが、その毒性はルチンが修復する

Repairing of rutin to the toxicity of combined F-53B and chromium pollution on the biofilm formed by Pseudomonas aeruginosa

著作名:
Yunhao Zhang
Yi Qian
Ming Zhang
Weichuan Qiao
出典:
Journal of Environmental Sciences
2023
127
158-168
DOI:
10.1016/j.jes.2021.12.019
要旨:
クロムメッキの廃液は、有毒物質であるF-53Bと6価クロムを含む。この廃液を緑膿菌に晒すと、その毒性ゆえ、バイオフィルム形成が不可能になる。また、細胞間に過剰の活性酸素種が蓄積し、その対抗処置としてSODとカタラーゼ活性が上昇...

ケルセチンはNLRP3インフラマソームの活性化とアポトーシスを弱め、SIRT1経路の調節を介してイソニアジドが誘発した肝障害を保護する

Quercetin attenuates NLRP3 inflammasome activation and apoptosis to protect INH-induced liver injury via regulating SIRT1 pathway

著作名:
Yueming Zhang
Xiaoyu Qu
Huan Gao
Jinghui Zhai
Lina Tao
Jingmeng Sun
Yanqing Song
Jie Zhang
出典:
International Immunopharmacology
2020
85
106634
DOI:
10.1016/j.intimp.2020.106634
要旨:
抗結核薬イソニアジドで惹起したラットの肝毒性を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンを予め投与すると、ALTおよびASTが減少し、肝臓組織の病態が改善され、アポトーシスを防止した。メカニズムとして、ケルセチンによるSIRT1...

ケルセチンはSIRT1/ERK経路を活性化して、イソニアジドが誘発したHepG2細胞のアポトーシスを保護する

Quercetin protected against isoniazid-induced HepG2 cell apoptosis by activating the SIRT1/ERK pathway

著作名:
Yueming Zhang
Wenrui Zhang
Lina Tao
Jinghui Zhai
Huan Gao
Yanqing Song
Xiaoyu Qu
出典:
Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
2019
33
e22369
DOI:
10.1002/jbt.22369
要旨:
イソニアジドは汎用されている抗結核薬であるが、肝毒性がある。イソニアジドを作用させたHepG2細胞にケルセチンを加えると、生存率が著しく延びた。ケルセチンはSIRT1/ERK経路を調節して、HepG2細胞のアポトーシスを阻害した。

ケルセチンは、ヒトおよび老齢マウスの卵母細胞の体外成熟培養を促進する

Quercetin promotes in vitro maturation of oocytes from humans and aged mice

著作名:
Yongzhi Cao
Haibin Zhao
Zhao Wang
Changming Zhang
Yuehong Bian
Xin Liu
Chuanxin Zhang
Xin Zhang
Yueran Zhao
出典:
Cell Death & Disease
2020
11
965
DOI:
10.1038/s41419-020-03183-5
要旨:
老齢マウスの卵母細胞を用いる、ケルセチンの評価。ケルセチンは、体外成熟培養(卵胞と卵母細胞を体外で成熟させる)を19.6%向上させ、胚盤胞形成率を15.5%上昇させた。ケルセチンは、ミトコンドリア中の活性酸素種を除去し、アポトー...

イソラムネチンは、低酸素環境でPI3Kを介した適応性オートファジーを阻害して、胃癌細胞株MKN-45のアポトーシスを促進する

Isorhamnetin Promotes MKN-45 Gastric Cancer Cell Apoptosis by Inhibiting PI3K-Mediated Adaptive Autophagy in a Hypoxic Environment

著作名:
Chenghao Li
Jiawei Li
Yan Li
Ling Li
Yali Luo
Junjie Li
Yiming Zhang
Yanru Wang
Xiuzhu Liu
Xiaotian Zhou
Hongxia Gong
Xiaojie Jin
Yongqi Liu
出典:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
2021
69
8130–8143
DOI:
10.1021/acs.jafc.1c02620
要旨:
ヒト由来胃癌細胞株MKN-45を低酸素下に置くと、オートファジーにより増殖が促進される。しかしイソラムネチンは、これを阻害した。イソラムネチンはPI3Kに結合し、MKN-45のオートファジーに必要なPI3K/AKT/mTORシグナル伝達を阻止した...