ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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25件中 21-25件を表示

小胞体ストレスとアポトーシスを腫瘍細胞に誘導する、子宮頸癌細胞へのケルセチンの効果とその作用機序

The effect of quercetin on cervical cancer cells as determined by inducing tumor endoplasmic reticulum stress and apoptosis and its mechanism of action

著作名:
Chunxiao He
Xiaohui Lu
Juan Li
Ke Shen
Yang Bai
Yilin Li
Hua Luan
Shumei Tuo
出典:
American Journal of Translational Research
2021
13
5240–5247
DOI:
?
要旨:
子宮頸癌細胞株HeLaをケルセチンで処置すると、時間および濃度依存的に生存率が減少した。ケルセチンは、アポトーシスの指標BaxおよびBcl-2を調節し、小胞体ストレスと関連するIRE1・p-Perk・c-ATF6も上昇させた。従って、ケルセチン...

ルチンはb’xドメインに結合して、プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI)を阻害する

Quercetin-3-rutinoside Inhibits Protein Disulfide Isomerase by Binding to Its b′x Domain

著作名:
Lin Lin
Srila Gopal
Anish Sharda
Freda Passam
Sheryl R. Bowley
Jack Stopa
Guangpu Xue
Cai Yuan
Barbara C. Furie
Robert Flaumenhaft
Mingdong Huang
Bruce Furie
出典:
Journal of Biological Chemistry
2015
290
23543-23552
DOI:
10.1074/jbc.M115.666180
要旨:
ルチンとPDIとの相互作用の様式を、初めて明らかにした。ルチンはPDIのb′xドメインに直接結合して、阻害作用を発揮する。マウスの血栓症モデルにb′xドメインを注入すると、ルチンが阻害した血栓形成が復活した。なお、b′xドメイン単独...
要旨:
血小板の凝集とフィブリン(繊維状の蛋白質)の形成を担う酵素PDIの阻害物質をスクリーニングした結果、イソケルセチンとルチンをベストと見出した。血小板の凝集・静脈内皮細胞のフィブリン形成とを、細胞レベルでアッセイした結果、ル...

そば殻フラボノイドの精製・同定・in vitroでの抗酸化活性および細胞保護活性

Purification and identification of buckwheat hull flavonoids and its comparative evaluation on antioxidant and cytoprotective activity in vitro

著作名:
Yang Cui
Ziying Zhao
Ziqi Liu
Junmei Liu
Chunhong Piao
Dailin Liu
出典:
Food Science & Nutrition
2020
8
3882-3892
DOI:
10.1002/fsn3.1683
要旨:
そば殻には30~65%のフラボノイドが含まれ、主な成分はルチン、ビテキシン、イソオリエンチン、ヒペロシドであった。そば殻から得た高純度フラボノイドが持つフリーラジカル消去能および総抗酸化能を調べたところ、ルチンを始めとする...

骨格筋にてインスリンが媒介するグルコース処理を、ケルセチンは正常と炎症性条件下とで反対に調節する: AMPK活性化の二重の役割

Quercetin oppositely regulates insulin-mediated glucose disposal in skeletal muscle under normal and inflammatory conditions: The dual roles of AMPK activation

著作名:
Kang Liu
Fan Mei
Yapu Wang
Na Xiao
Lele Yang
Yilei Wang
Jia Li
Fang Huang
,Junping Kou
Baolin Liu
Lian-Wen Qi
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2016
60
551-565
DOI:
10.1002/mnfr.201500509
要旨:
ICRマウスの正常時と炎症時では、ケルセチンがそれぞれ反対の挙動を示すことを明らかにした。正常時には、骨格筋にてインスリンが運んで来るグルコースを排除しないように働く。一方、炎症時にはグルコースの取込みを阻害する。