ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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57件中 1-10件を表示

イチゴ植物の鉄白化はケルセチンが回復する

Quercetin promotes the recovery of iron chlorosis in strawberry plants

著作名:
Maribela Pestana
Teresa Saavedra
Florinda Gama
Maria A. Rodrigues
Amarilis de Varennes
José Paulo Da Silva
Pedro José Correia
出典:
Plant Physiology and Biochemistry
2024
217
109266
DOI:
10.1016/j.plaphy.2024.109266
要旨:
Hoagland溶液(植物の生育に汎用されている養液)の鉄濃度が0, 1, 5 μMの3条件で、明らかな鉄白化の症状が現れるまでイチゴ植物を生育した。その後、Hoagland溶液に鉄とケルセチンを添加して鉄白化の回復状況を比較した。鉄なしで鉄白化...
要旨:
臨床研究: 79±2歳の初期アルツハイマー病患者5名を被験者として、ケルセチンの摂取が記憶想起に及ぼす影響を検証した。ケルセチンの1日摂取量が80 mg(介入)および5 mg以下(対照)となるように、ケルセチンの含量が異なるタマネギ粉末を...
要旨:
PREVES-FLAVONなるフラボノイドの摂取を検証した臨床研究に付随した、後向き観察研究。45~65歳の健常者32名(男性: 11名、女性: 21名)が、ケルセチン150 mg・ルチン150 mg・ヘスペリジン200 mgから成るタブレットを1日2錠、14日間摂取...
要旨:
チロシンフェノールリアーゼ(TPL)とは、腸内細菌が発現する、チロシンをフェノールとピルビン酸に分解する酵素である。生成するフェノールとその硫酸抱合体は、尿毒症の原因物質である。ケルセチンはTPLを阻害し、そのKi値は19.9 μMで...

DMBAがラットに誘発した乳癌の化学療法および光温熱療法における、葉酸を標的とするケルセチンを担持したプラズモン銀ナノ粒子

Quercetin loaded folate targeted plasmonic silver nanoparticles for light activated chemo-photothermal therapy of DMBA induced breast cancer in Sprague Dawley rats

著作名:
Pritha Bose
Amiya Priyam
Rajiv Kar
Shakti P. Pattanayak
出典:
RSC Advances
2020
10
31961-31978
DOI:
10.1039/D0RA05793B
要旨:
ケルセチンを担持した銀ナノ粒子を合成し、葉酸受容体を標的とする製剤を設計した。従来の銀ナノ粒子製剤とは異なり、得られたケルセチン-銀ナノ粒子は、近赤外領域(>800 nm)で堅牢なプラズモン調整の可能性を示した。ヒト由来乳癌細...

1週間のケルセチン摂取による、高齢者のレジスタンス運動前およびレジスタンス運動中の運動単位動員パターンの変化: 無作為化比較試験

One-week quercetin intervention modifies motor unit recruitment patterns before and during resistance exercise in older adults: A randomized controlled trial

著作名:
Taichi Nishikawa
Tetsuya Hirono
Ryosuke Takeda
Masamichi Okudaira
Toshiyuki Ohya
Kohei Watanabe
出典:
Physiology & Behavior
2024
282
114585
DOI:
10.1016/j.physbeh.2024.114585
要旨:
高齢者を対象とする、レジスタンス運動における運動単位と筋収縮に及ぼすケルセチン摂取の影響を検証した臨床研究。被験者24名をランダムに2群に分け、片方は酵素処理イソケルシトリンを1週間摂取し、残りはプラセボを摂取した。摂取...

エレクトロスピニング法で調製したケルセチンを含むポリカプロラクトン-ポリビニルピロリドン膜を用いる、創傷治癒用途の送達システム

Quercetin encapsulated polycaprolactone-polyvinylpyrrolidone electrospun membranes as a delivery system for wound healing applications

著作名:
Gaetana Paolella
Antonio Montefusco
Ivana Caputo
Giuliana Gorrasi
Gianluca Viscusi
出典:
European Journal of Pharmaceutics and Biopharmaceutics
2024
200
114314
DOI:
10.1016/j.ejpb.2024.114314
要旨:
ケルセチンの局所放出を実現すべく、エレクトロスピニング法により調製したポリ(ε-カプロラクトン)-ポリビニルピロリドン膜に、ケルセチンを封入した。ケルセチンの挙動は、最初は激しく放出され、50時間後の平衡状態に達するまでは緩...

デンプンとキトサンを基盤とする拡張性フィルムにて、ケルセチンの固体分散体を胃特異的に送達する

The development of expandable films based on starch and chitosan for stomach-specific delivery of quercetin solid dispersions

著作名:
Ruedeekorn Wiwattanapatapee
Thisana Yaoduang
Manassawee Bairaham
Saravoot Pumjan
Nattawut Leelakanok
Arpa Petchsomrit
出典:
Journal of Drug Delivery Science and Technology
2024
95
105631
DOI:
10.1016/j.jddst.2024.105631
要旨:
拡張性フィルムを設計するにあたり、キトサンと共存するデンプンの種類を検討した結果、ゼラチン化する前のトウモロコシデンプンが最適であった。キトサン-トウモロコシデンプンから成るフィルムにてケルセチンを封入して、新規製剤を...

糖尿病性腎症におけるアトルバスタチンとケルセチンとの併用療法の有効性: in vitro研究

Biomedicine and pharmacotherapeutic effectiveness of combinatorial atorvastatin and quercetin on diabetic nephropathy: An in vitro study

著作名:
Haleema Shahin DH
Rokeya Sultana
Ashwini Prabhu
Pavan S. R.
Sourav Mohanto
Vetriselvan Subramaniyan
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2024
174
116533
DOI:
10.1016/j.biopha.2024.116533
要旨:
ラット由来腎近位尿細管上皮細胞NRK-52Eをストレプトゾトシンで刺激して、糖尿病性腎症の細胞モデルとした。アトルバスタチン・ケルセチン・両者の組合せを作用すると、細胞の生存率を回復すると共に、TGF-β・TNF-α・IL-6を低下して抗...

α-グリコシルイソケルシトリンを経口投与した後の、マウス・ラット・ブタの便細菌叢の比較

Comparison of the fecal bacterial microbiota in mice, rats, and pigs after oral administration of alpha-glycosyl isoquercitrin

著作名:
Hong Liu
Ryo Inoue
Mihoko Koyanagi
Shim-mo Hayashi
Gen Watanabe
Kentaro Nagaoka
出典:
The Journal of Toxicological Sciences
2024
49
151-161
DOI:
10.2131/jts.49.151
要旨:
α-グリコシルイソケルシトリンの腸内細菌叢への影響を調べた。マウスとラットにはα-グリコシルイソケルシトリンを1.5, 3, 5% (w/v)投与し、ブタには100, 300, 1000 mg/kg投与して、便サンプルを16S-rRNA遺伝子シークエンス解析した。...