ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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検索結果:
71件中 51-60件を表示
要旨:
エタノールで惹起したマウスのアルコール性脂肪肝は、ケルセチンの投与で正常化した。ケルセチンは肝臓の病変部位と炎症を軽減し、血中および肝組織中の中性脂肪を低減した。また脂肪肝状態では、リポファジーを担うRab7とGTPの結合体...

ケルセチンとアコニチンは小胞体ストレス経路を介して、ヒト由来子宮頸癌細胞株HeLaのアポトーシスを相乗的に誘導する

Quercetin and aconitine synergistically induces the human cervical carcinoma HeLa cell apoptosis via endoplasmic reticulum (ER) stress pathway

著作名:
Xiu-Mei Li
Jing Liu
Fang-Fang Pan
Dong-Dong Shi
Zhi-Guo Wen
Pei-Long Yang
出典:
PLoS ONE
2018
13
e0191062
DOI:
10.1371/journal.pone.0191062
要旨:
ケルセチンとアコニチン(トリカブトの毒)との組合せは、ヒト由来子宮頸癌細胞株HeLaの増殖を、相乗的に阻害した。組合せは、小胞体ストレス経路を誘発し、HeLaにおける各種蛋白質(eIF2α・ATF4・IRE1・XBP1・CHOP)のmRNAの発現を上方調...

UVによる皮膚の老化を予防する、皮膚送達システムとしてのルチンのナノ結晶ゲル

A rutin nanocrystal gel as an effective dermal delivery system for enhanced anti-photoaging application

著作名:
Jing Li
Weilong Ni
Mayinuer Aisha
Juanjuan Zhang
Minjie Sun
出典:
Drug Development and Industrial Pharmacy
2021
47
429-439
DOI:
10.1080/03639045.2021.1890113
要旨:
凍結乾燥で得たルチンのナノ結晶ゲルは、水溶性が高まった結果、マウスの皮膚透過性がフリーのルチンの3倍の値を示した。ナノ結晶ゲルは、UV照射で惹起した皮膚の老化と組織の損傷を、効果的に予防した。

ケルセチンとミリセチンによる、Rhoの不活性化を介する腸上皮細胞のバリア機能の強化

Barrier-promoting efficiency of two bioactive flavonols quercetin and myricetin on rat intestinal epithelial (IEC-6) cells via suppressing Rho activation

著作名:
Jing Fan
Tie-Jing Li
Xin-Huai Zhao
出典:
RSC Advances
2020
10
27249-27258
DOI:
10.1039/D0RA04162A
要旨:
ラット由来腸上皮細胞IEC-6を用いる、ケルセチンおよびミリセチンの薬効評価。両方とも2.5–20 μmol/Lの濃度で細胞毒性を示さず、5 μmol/Lでは細胞のバリア機能が高まった。関連するmRNAおよび蛋白質の発現は、1.1–3.4倍に達した。メカ...

ケルセチンはフェロトーシスを阻害して急性腎障害を軽減する

Quercetin alleviates acute kidney injury by inhibiting ferroptosis

著作名:
Yue Wang
Fei Quan
Qiuhua Cao
Yanting Lin
Chongxiu Yue
Ran Bi
Xinmeng Cui
Hongbao Yang
Yong Yang
Lutz Birnbaumer
Xianjing Li
Xinghua Gao
出典:
Journal of Advanced Research
2021
28
231-243
DOI:
10.1016/j.jare.2020.07.007
要旨:
腎近位尿細管上皮細胞を用いる実験にて、ケルセチンのフェロトーシス(鉄依存性の細胞死)を阻害作用を見出した。ケルセチンの添加は、マロンジアルデヒド・過酸化脂質を減少させ、グルタチオンを増大させて、フェロトーシスにつながる...

ケルセチンと非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD): 実験データとバイオインフォマティクス解析に基づく総説

Quercetin and non-alcoholic fatty liver disease: A review based on experimental data and bioinformatic analysis

著作名:
Li Chen
Jingjing Liu
Guibin Mei
Huimin Chen
Shufen Peng
Ying Zhao
Ping Yao
Yuhan Tang
出典:
Food and Chemical Toxicology
2021
154
112314
DOI:
10.1016/j.fct.2021.112314
要旨:
従来の総説のように動物実験のデータを並べるだけでなく、NCBIが提供・管理している遺伝子発現情報のデータベースGEOを参照しながら、ケルセチンのメカニズムを論じている。ケルセチンは多くの薬理作用が知られているが、非アルコール...

グルタミン酸ナトリウムが誘発した腹部肥満にて、視床下部の損傷と肝脂質生成を促進する腸内毒素症は、ケルセチンが改善する

Quercetin Ameliorates Gut Microbiota Dysbiosis That Drives Hypothalamic Damage and Hepatic Lipogenesis in Monosodium Glutamate-Induced Abdominal Obesity

著作名:
Lijun Zhao
Xiaoqiang Zhu
Mengxuan Xia
Jing Li
An-Yuan Guo
Yanhong Zhu
Xiangliang Yang
出典:
Frontiers in Nutrition
2021
8
671353
DOI:
10.3389/fnut.2021.671353
要旨:
グルタミン酸ナトリウムで惹起したマウスの腸内細菌叢異常は、視床下部のニューロン損傷を引起した。その際、肝臓中のビタミンA飽和酵素が活性化し、その結果脂質生成が促進した。ケルセチンの投与は、腸内毒素を軽減した。その結果、...

脂肪肝にてフラタキシンが媒介する、PINK1/Parkin伝達経路依存性のマイトファジー: ケルセチンの保護効果

Frataxin-Mediated PINK1–Parkin-Dependent Mitophagy in Hepatic Steatosis: The Protective Effects of Quercetin

著作名:
Peiyi Liu
Hongkun Lin
Yanyan Xu
Feng Zhou
Jing Wang
Jingjing Liu
Xinhong Zhu
Xiaoping Guo
Yuhan Tang
Ping Yao
出典:
Molecular Nutrition & Food Research
2018
62
1800164
DOI:
10.1002/mnfr.201800164
要旨:
マウスに高脂肪食を10週間与え続けても、ケルセチンを添加した場合には非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を発症しない。ケルセチンは、フラタキシンによるPINK1/Parkin伝達経路で、オートファジーを誘導する。

カドミウムがラットに誘発した毒性に対する、ケルセチンの血清メタボノミクス解析

Serum metabonomics analysis of quercetin against the toxicity induced by cadmium in rats

著作名:
Siqi Jia
Tong Guan
Xia Zhang
Yajing Liu
Yanli Liu
Xiujuan Zhao
出典:
Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
2020
34
e22448
DOI:
10.1002/jbt.22448
要旨:
ラットに低濃度のカドミウムを長期間作用させた際の毒性と、ケルセチンの保護効果を、血液のメタボノミクス解析で検証した。塩化カドミウム40 mg/Lの水を12週間飲ませ、4.85~4.91 mg/kg/dayのカドミウム投与を行った。増減した計10種...
要旨:
コンカナバリンAで惹起したマウスの急性劇症肝炎を、イソラムネチンが効果的に緩和した。イソラムネチンは、血中および肝組織中の炎症誘導性サイトカインを減少させ、肝臓の損傷を修復した。イソラムネチンはまた、P38/PPAR-αパスウェ...